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バッハ(1685-1750)

CD ミサ曲ロ短調 カール・リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、ウルズラ・ブッケル、他(1969年東京ライヴ ステレオ)(2CD)

ミサ曲ロ短調 カール・リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、ウルズラ・ブッケル、他(1969年東京ライヴ ステレオ)(2CD)

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    Pianist  |  東京都  |  不明  |  2012年01月13日

    リアルタイムで実体験を持つことのできなかった我々にとっても、1966年のバイロイト訪日公演と1969年のリヒターの一連の公演は、日本の音楽史・演奏史上に燦然と輝き、もはや伝説にさえなりつつある記念碑といえる。1981年のスカラ座の初来日公演、特にC.クライバーの「オテロ」「ボエーム」を指して「リヒター以来の感動」と語った人もあるそうだが、今もってどれほどの愛好家がリヒターのもたらした感動を温め続けているのか、そしてその「感動」とインパクトがどれほどのものであったのかを、ふたたび検証できる記録として意義のあるセット。そして単にノスタルジー・ヒストリカルものというだけでなく、ロ短調ミサを聴こうとする愛好家にとっても説得力のある名盤。演奏の持つ力、響きの充実度は卓越していて、第一声の「Kyrie!」からもう捕まってしまう。このフーガもテンポの運びが良くて、全体に61年のアルヒーフ盤より格段に優れた演奏だと思う。マタイはセッション盤も素晴らしいのだが、「ミサ」に関してはセッション盤が意外に冴えないので、この熱気に満ちた日本公演がレコード化されたのは本当によかった。最後のDona nobis pacemは、とにかく音楽の素晴らしさに打たれ、穏やかな熱狂と最高の感動に襲われる。こんな演奏を実際に聴いてみたかった…とは今でも多くの人たちが感じている事だろう。ピリオド奏法もいいのだが、リヒターやK.トーマス、(まあ一応)ミュンヒンガーなどのバッハを聴き始めて、すぐに聴こえてくる豊かで充実した響きと安定感のあるテンポがなつかしく感じられるのは我々の世代だけだろうか? それにしてもLP初出時は7200円くらい(だったか?)したのがHMVの特価でLP一枚分の価格で買える様になるとは… ちなみに2000年にリリースされた海外盤リヒター・バッハ宗教曲集のBox(10枚組)ではこの日本公演盤が採用されている(日本公演の「マタイ」と「ミサ」に海外盤CDがあるのかどうか知らない)。各種名盤選では当然61年盤が挙げられることだろうが、ドラマティックでしかも静謐で、思わず聴いている者のまぶたを熱くする魔法は、このライブ盤の方が絶対に優れている。

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     |  福岡県  |  不明  |  2010年06月11日

    81年。とても楽しみにしていた?岡公演、曲目は「ミサ曲ロ短調」。ところが、リヒター急逝の知らせ。ショックでした。しかし、公演は、予定通り行われました。指揮者は、覚えていませんが、シュナイト氏だったのかも知れません。演奏が始まったとたん、鳥肌が立ちました。「リヒターは、生きている!」。私は、61年の演奏は、「愚かな人間の犯した罪への断罪」、そして、この演奏は、「愛による許しと安らぎ」に主眼をおいているのでは?と思っています。私が体験した演奏は、この演奏に近かった様に感じます。演奏は、峻厳さの中に、優しさがあります。年を重ねるごとに、ライヴを聴くことが、多くなりました。セッションとライヴの違いもあるでしょうが、いずれも「ロ短調」の最高峰だという思いは、揺らぎません。もちろん、他の様々な演奏も楽しませてもらっていますが・・・。リヒターも、廉価盤で購入できる時代にになりましたが、もっと、他の音源も聴いてみたいと思うのは、私だけではないと思います。それくらい、私のクラッシック人生の中で、重要な演奏です。

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  • ★★★★★ 

    まさやん  |  不明  |  不明  |  2009年11月06日

    これまでリヒターの演奏は5種は出ていました。世評の高い61年盤と69年の映像盤はファン必須のアイテムですが、こちらはどちらかと言えば「演奏史」として聞くには貴重なアイテム。勿論ソロを含めて演奏は優れてはいますが。

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    Gilles  |  東京都  |  不明  |  2004年10月18日

    この曲は嫌いだ。重く暗く美しくなく単調。リヒターの演奏はもちろん最高レベルだが、彼の演奏ではこの曲は救いようが無いまま。間違っててもいいから、軽く明るく美しく抑揚ある演奏(=古楽系)で聴きたい。というわけで、点数はこのCDの演奏史的意義に対して。

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