【中古:盤質AB】 交響曲全集 マゼール&クリーヴランド管弦楽団(3CD)
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 2016年09月24日
ブラームスの交響曲というと、分厚いけれど、分離が悪く音が団子状態という録音も多々あるなか、さすがにマゼールの卓越した楽譜の読みと、それを十全に表出するクリーヴランド管の技術が相俟って、極めて明晰で解像度の高いブラームスが提示されている。それでいて、オケの厚みも犠牲になっておらず、録音も混濁感が少なく、スケールも大きく、これが本当のプロの仕事である。出来不出来のない安定感もさすが。クリーブランド時代のマゼールは良い仕事をしていた。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ニャンコ | 埼玉県 | 不明 | 2015年07月28日
昨年亡くなったマゼール。ボックスでもこの全集は入っているのですが、 音質、音響的には、こちらのスクリベンダムのほうが上。 デッカ版より、こちらのほうが音がクリアーに感じます。 演奏は、おそらく数あるブラームス全集の中の最高の1枚。 評論家の話は私は聞かないのでこの演奏がどういう評価を受けて いるか分かりませんが。。 ともかく、見通しがよく、それでいて、決して貧相にならないサウンド。 ブラームスの複雑なリズム構造を、これも見通しよく表現。 リズムが難しく、アンサブルがゴチャコチャになり、コーダに突入 という事が多い、第2のフィナーレなども、見事なアンサブル、 あと終わり数小節での、凄いリテヌードなど「どうやって振ってるんだ」 とそのテクニックに恐れいります。 最近の指揮者は、こういう「テクニシャン」が少ないですよね。 それでいて、この演奏は「テクニック」をひけらかしている部分は非常に 少ない、良い意味でオーソドックス。 ブラームスのセットを1つ・・という場合、つよく推薦できます。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ササ | 千葉県 | 不明 | 2014年12月22日
私がクラシック音楽を聴き始めたばかりの30年前にはまっていたのがブラームスの交響曲でした。当時はいかに感動させてくれるかがポイントで、そのようなLPはないか手当たり次第に聴きまくってました。情報誌を元に数種類のカラヤンから始まり、フルトヴェングラー、ワルター、セル、アーベントロート、ベーム、ザンデルリンク、ショルティ・・・等々。しかし、なかなか自分はこの部分でこうして欲しい「痒い所に手が届く」的な演奏は?というとどれもあてはまりませんでした。(比較的近いのはセルやショルティ版でしたが)正直みんな素晴らしいのですが、当たり前ながら演奏にはその指揮者の人間味溢れる個性があり、聴いているうちにブラームスを聴いているというよりは指揮者を聴いているような感覚となり(それもクラシックを聴く大きな楽しみの一つでもあるのですが)、しかしこの4つの交響曲にはまりまくっていた私は、これらの超名演を前にしながらもっと感情を排して曲そのものを聴きたい・・・という贅沢な思いに駆られていたのでした。とは言え、そんな都合の良い演奏なんてないだろうとも思ってました。 このマゼール版に出会ったのはそれから数年後でした。たまたま近所の小さなレコードショップで物色していて見つけました。その頃、マゼールは好きな指揮者でよく新譜を買って聴いていましたがブラームスのレコードがあるとは知らなかったため嬉しくて迷わず購入しました。そして聴いてさらに驚き!そこにはこう合って欲しいと願っていた演奏が存在したのです。マゼールなのでスタイリッシュな演奏なのは想像してましたがそこには温かみもちゃんとあり、ブラームス以外の何物でもない音楽が流れていました。私は今でもブラームスの交響曲で一番良い演奏は?と聞かれたら迷わずマゼール版と答えています。たいていの人は「えっ?」という顔をします。もちろん今は他にもお勧めはあるのですが、「いや絶対に素晴らしい!」と断言します。 今日、この演奏に対してこんなに多くの方が賛辞を惜しまないレビューを載せていることを初めて知って嬉しくなり、つい私も一言(ちょっと長かったですね)入れさせていただきました。(因みにこのCDも後に購入しています)4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古典派研究 | 東京都 | 不明 | 2014年08月04日
去る2014年7月13日に84歳で死去した指揮者ロリン・マゼール。 その遺産のブラームスがDECCAから発売された。 クリーヴランド管弦楽団との一連のレコーディングの時期に残された唯一の名演。 バイエルン放送交響楽団との録音記録もあれば、いずれはCD化されるかもしれないが、ベートーヴェン交響曲全集や「英雄の生涯」「幻想交響曲」などの名演と共に細部まで聞き取れるブラームス交響曲全集は素晴らしい。 特に個人的には第2番が大好きだ。 マゼールの落ち着いたバランスいいサウンドは、高校時代のLP分売で発売された興奮を今でも覚えている。 第2番は、確かハイドン変奏曲とのカップリングでLP発売されていたと思う。 第3番と悲劇的序曲、第4番と大学祝典序曲、第1番は単独といった形で記憶している。 マゼールは、一部の作品を除いて再録音は望まない指揮者だったらしいけど、ブラームスやベートーヴェンなどは、バイエルン放送交響楽団との録音ができればCD化されることも希望したい。 ウィーン・フィル クリーヴランド ピッツバーグ フィルハーモニア ベルリン・フィルといった名門オーケストラのライブ録音もCD化されることを切に願っている。 ベルリン・フィルとは共演回数も多かっただけに亡くなったことにとても残念。 彼の芸術をこよなく愛するコレクターには必須アイテムとなること間違いなし。 第2番は、全体的に穏やかな交響曲だけに指揮者の特徴も左右されてしまう作品かもしれないけど、この演奏は絶品。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2014年04月27日
多くの方々と同様、安いから買ってみましょうか、といふところ。聴いてみまして大変に満足。すばらしい出来栄えのブラームスです。厚みのある響きを主体にオーケストラは充実した鳴りっぷりで、そこはカラヤン&ベルリンフィルを意識しているかもしれませんな。しかしカラヤンと違って、芝居っ気とか自己顕示とかはなく、ずっと素直なアプローチだと思われます。第1番は力強く引き締まったいい演奏。第2番は無理にメートルを上げず、自然な高揚が好ましい。第3番は雄弁で表情豊か。第4番もいたずらにセンチメンタルにならず、強さを保ちながら美麗に仕上げました。ま、ファーストチョイスになるほどの名演はないかもしれませんが、トータルの質は大変に高く、充実度満点のアルバムであります。マゼール先生、ライヴでは強烈なデフォルメを発揮して、近頃はどこか異常ぶりがもてはやされている感がありますが、やっぱり彼が若くして斯界に認められたのはその素直な音楽性の故でしょう、と納得させられます。よいアルバムにて大いに推薦。なお、音質はスクリベンダム独自のやや癖のある処理がなされているような気がします。やや硬めの音で、中央に固まったような音像。これはあんまり好きではないけれど、ま、演奏の良さに免じて不問に付しましょう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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じゃじゃじゃじゃーん | 大阪府 | 不明 | 2013年08月03日
価格が大幅に下がっているので、買ってしまった。マゼールの演奏は、よく小細工しすぎとか、あざとい等とまで言われる時があるが、私はそうは思わない。このブラームスも実にストレート、スタイリッシュで、大変聴きやすい。 しかし、クリーヴランド管弦楽団ということで、昔買って最近聴いていなかったジョージ・セル/クリーヴランド管のソニー(CBS)盤を引っ張り出して聴き比べてみたのがいけなかった。セルの演奏は、マゼールと比べると、音楽の密度が濃く、陰影に富んでいて、聴いた後の充実感がまるで違う。まさに格の違いを見せつけた感じだ。マゼールが良くないというのでは全くない。セルがいかに偉大だったかということだろう。10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mid-massa | 三重県 | 不明 | 2013年06月06日
皆々様のご意見と、値段を考慮して購入。マゼールと言えば、LP時代、「運命+未完成」をヘリオドールの1000円盤で買ってよく聴いたものだった。若きマゼールがとても真剣に振っているのが判る良い演奏だった。その後マゼールは中途半端な感じがして聴いていなかった。小生も齢を数えて久しぶりに聴いたのはマーラーの交響曲全集だった。これもさほどの評価はもらえなかった記憶がある。彼はまじめに振りすぎるのではないか?などと考えたりもした。そして今回のブラ全。相変わらず、彼はまじめだった。大上段に構えることもなく、見得も切らない。よく言えば『自然』悪く言えば『個性がない』ような気がする。マーラーではそれが失敗とみられたのだろうが、このブラームスでは成功している。ブラームスの渋い音楽はこうした自然な振り方が合うような気がする。ザンデルリンク、セル、ジュリーニ、そして我がバルビローリといった大先輩たちの全曲がそれを証明している。このマゼールの演奏も好きになれそうだ。もちろん、第1番に関してはメンゲルベルク・ミュンシュ・トスカニーニなどのように強烈な演奏も大いに聴く価値はあると思うし、小生のお気に入りではあるが全曲となるとやはり先に述べた方々の演奏が良く思える。いつも聴きたいとは思わないが、やはり手元に置いておきたい1組になった。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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masato | 新潟県 | 不明 | 2011年11月25日
非常に“自然に”音楽が流れていきます。漸強・漸弱・楽器の出し入れ…全てが自然。ありのままのブラームスの素晴らしい響きを堪能させてくれます。ブラームスの交響曲演奏の座標軸の原点におきたくなるような演奏。恐らく私が初めて聴こうという人に薦めるのはこの演奏だと思います。この演奏でブラームスの交響曲(の素晴らしさ)を知ってもらい,「次は?」と問われたら,「もう少し豊穣(芳醇)なものを」と言われたらカラヤンの新盤を薦めるし,「もう少しスポーティーなものを」をと言われたらカラヤンの旧盤を,「もう少し温かいものを」と言われたらバーンスタイン&ウィーンフィルを,「もう少し重厚なものを」と言われたらザンデルリングのものを,「もう少し個性的な…」とか「古きよき時代の薫りのするものを」と言われたらフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュやチェリビダッケを薦めます。私自身,“ブラームス本来”を聴きたくなったら,このセットを取り出すことになると思います。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ピジョンバレー | 東京都 | 不明 | 2011年07月20日
奇を衒ったところのないマトモな演奏。ベートーヴェン全集のような個性の噴出を期待するとはぐらかされるが、マゼールが正攻法で立ち向かうと凄いという証明。コストパフォーマンス高く、オススメ!3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まっこ | 千葉県 | 不明 | 2010年09月21日
演奏はストレートで若々しく好感が持てる。ただ初回プレスがひどい。2回交換したがいずれも2枚目の外輪の吹きつけはぼろぼろだし3枚目の同じ位置に傷が入っていた。安いから仕方ないとも思えるが商品である以上しっかりプレスして欲しいと思う。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風 | 福岡県 | 不明 | 2010年08月26日
今では、なかなか聴けない演奏です。オーソドックスな流れの中、至る所でリズムやアクセントに工夫が凝らされており、また、何よりも弦の息づかいが心地よい。聞き比べは、記録芸術の醍醐味ですが、当時は高価で、なかなか出来ませんでした。アンセルメとこのマゼールは、もっと早く聴いておけば良かったと思います。とても好きな演奏です。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Marthy | POLAND | 不明 | 2010年08月13日
再プレス大歓迎です!!!!! 数年前に確かこのメーカー自体がなくなってしまうとかで、慌てて購入した記憶があります。英語の解説書もちゃんと付いています。演奏は花丸!!価格も花丸!!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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いっこうさん | 東京都 | 不明 | 2010年06月22日
実に良い演奏です。正統的、正確・流麗・洗練の極み。重厚さも不足なし。 評論家の先生方の評価が著しく悪いマゼールですが、彼らがこの演奏について何というか知りたいです(笑。素晴らしいディスク。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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minami | chiba | 不明 | 2007年09月04日
スマートで素直な印象です。それにしても、クリーブラント管は、お見事。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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仔牛ののぶちゃん | 豊中市 | 不明 | 2007年08月14日
感情移入のないすっきりしたもたれないブラームスでしょうか。自己主張がない、伝えたいメッセージが明確でない、etc,との批評もあり得るでしょうが、仕事に疲れていてもそれでもブラームスの聴きたい、という時に最適です。少し音楽がスムーズ過ぎますが演奏はそれなりに盛り上がりもあり素晴らしいものです。3番、4番がとくにお奨めです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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