【中古:盤質A】 『ばらの騎士』全曲 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル(1955 モノラル)(3CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2017年11月16日
因に私がもっているCDはリマスターで評判の良くないRCA盤だが、私自身はそう気になっていないことを前提のレビュー。ウィーン国立歌劇場の戦後再開時の上演曲目の一つで最も評価が高かったらしい。実はウィーン国立歌劇場で「薔薇の騎士」を一番上演した指揮者はカラヤンでもクライバーでもクラウスでもなく、このクナなのだという。彼の「薔薇」ときたら、作曲者がクナなら書きとり用の演奏になるなとかいったというが、そんなに遅いテンポではない。終幕の盛り上がるところとかはじっくりとやっているが、冒頭なんかはむしろ早いくらい。上記の指揮者たちと比べてずっと「訛り」が強い演奏で、マルシャリンやオクタヴィアンというより、野卑のようでどこか品を失っていないところは、オックスの薔薇という感じだけど、じっくりタップリのところはさすがである。全部の幕の集結部の濃厚さはちょっと応えられない、クナ・ファンなら必聴の名演。歌手ではベーメのオックスとユリナッチのオクタヴィアンがとりわけ絶品。ライニングのマルシャリンはシュヴァルツコップとレーマンの間の世代のはまり役だが、なかなか。ギューデンのゾフィともどもちょっぴり田舎臭いけれど、クナの演奏には合っていると思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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