蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2011年05月03日

ジャズやロックンロールなどが敵性音楽だったおかげで、東独では崩壊までクラシックがアミューズメントの王者だった。良くも悪しくもポピュリズムへの傾斜が求められ、選曲・演奏など硬っ苦しくも、心置きなく楽しめるエンターテイメントに仕上がっている。しかし、どこか音楽の高揚に、作為的な雰囲気が感じられ、大いなる共感をもって感激できるといった代物でもない。まあ演奏録音とも、ソコソコの水準で、買って損をすることはないだろうが…。

 

北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2010年01月15日

　ヤフオク、Amazon around worldからさがして購入。結構大変でしたね。でも小粋な表現満載。チャイコフスキーのバレエ組曲は、演奏会ピースとしての表現としては再考の部類でしょう。緩急が自在な演奏です。ビゼーも秀逸。これも演奏会組曲としての表現。聞かせるプロを感じます。ヤナーチェク、ラヴェルは本腰ですね。小品としては比べやすい「魔法使いの弟子」ですが、これは群雄割拠の50-60年代から、少し離れた世代の表現。ゆったりとしたテンポでじっくり調理していきます。玄人向けの表現でしょう。「死の舞踏」もはまりやすく演奏してくれます。国策のなかで最終的に非業の死に至った指揮者は、素晴らしい実力を持っていたと感じるボックスになっています。もし、どこかでこのレビューを見た方は、是非購入ください。マスタリングも成功しています。

 

NOBO  |  東京都町田市  |  不明  |  2007年04月08日

これはドイツの美感とでも言うべきか。どの曲もしなやかでいながら決して軽くならず、実に味わい深い出来栄え。フェラーリの弦楽合奏など初めて聴いたが、分厚いビロードのような肌触りにすっかり参ってしまった。単に表面の美しさだけでなく、質量のあるものがしなるような感覚。一方、火祭りの踊りはレーグナーの卓越したリズム感に重厚なオケが疾走する逸品。他にもすごい演奏が揃っており、録音もよく必携である。

 

タケ  |  秋田  |  不明  |  2004年04月06日

この録音集では、チャイコフスキーの「白鳥の湖」、ビゼーの「アルルの女」（ケーゲル／ドレスデン・フィルの演奏もいいのですが、こちらもまたお薦め。特に、ケーゲル盤はどうも……という方に推薦）、エネスコの「ルーマニア狂詩曲第１番」、サン＝サーンス「死の舞踏」が気に入ってます（何か、誰かさんと好みが被ってるな。笑）。ともあれ、これもお薦めの逸品ですよ。

 

cherokun  |  愛知  |  不明  |  2003年11月27日

こんなにまとまって激安で出るなんて。ほとんど持っていますが、特にビゼーとチャイコフスキーは素晴らしいです。勿論１０点満点です。曲によっては今ひとつのものもありますが、・・・。レーグナーは、全体としては重厚なドイツ風というよりも、しなやかなセンスの良さが特徴の、個性的な指揮者だったと思います。

 

KURO  |  福岡  |  不明  |  2003年11月15日

レーグナーという指揮者の存在を知ったのは、実はつい最近のこと。しかし一聴して虜になってしまった。今回まとまって聴くことができるので、こんな嬉しいことはない。特に今までこの指揮者の演奏を耳にしたことのない方にお薦めしたい。ヴォルフ＝フェラーリなど比較的珍しい作品も含まれているのできっと楽しめると思う。