kinsan  |  静岡県  |  不明  |  2013年02月03日

　クライスラー黄金期の録音だけに素晴らしい。特にベートーヴェンの余白に録音されたバッハのアダージョは、黎明期から今日に至るまでジャンルを問わず録音史上最高の名演であると断言できる。 　オケ物の復刻が得意なオーバート・ソーンはバランスよくリマスターしており、Ｍ＆Ａのマーストンと好一対と言えよう。 　ヴァイオリンファン必聴の一枚である。

 

micky  |  神奈川  |  不明  |  2007年12月07日

　ティボーの洒脱な演奏は、すばらしい。エネスコの無伴奏バイオリンも、絶品である。 　しかしながら、このベートーヴェンを聞くと、”バイオリンキング”は、ティボーでもない。エネスコでもない。やはり、クライスラーなのだ、と真実納得させてくれる。すばらしいという言葉以上に”キング”とは何か、を伝えてくれる。

 

エロ人  |  東京  |  不明  |  2007年02月18日

音の艶を失わずノイズも軽減、NAXOSの復刻は成功している。第一楽章初めコントラバスのffで音割れしノイズも目立つＥＭＩの復刻はひどかった（特にLP期のGR盤）。この盤が早く出ていれば、この名演の評価ももっと高まったはず。

 

仔牛ののぶちゃん  |  豊中市  |  不明  |  2006年08月09日

素晴らしい演奏です。是非広く聴いていただきたい逸品です。ベートーヴェンにしろメンデルスゾーンにしろ音符の一つ一つが、血肉のようにクライスラー自身の一部となっているのが分かります。曲に挑戦するなどという汗臭い次元を超えた演奏です。心安らかに甘美な時間が過ごせます。

 

四十路男  |  神奈川県大和市  |  不明  |  2005年08月03日

骨董品で音も悪く聞くのも疲れる…と敬遠していましたが、ふとしたきっかけでこのＣＤを聞いてみましたが、「目から鱗」状態です。音も古いですが、聞きやすく、それ以上にｸﾗｲｽﾗｰの演奏がとっても素晴らしい。これこそ、「温故知新」そのものです。

 

玲流  |  北海道  |  不明  |  2005年04月10日

録音史にその名を残す、永遠の名盤・クライスラーによる協奏曲集。彼の甘美かつ優雅なヴァイオリンの音色は一時代を築きましたね。さて、この盤のベートーヴェンは他盤に比べノイズが目立たずたいへん良い復刻です（と言っても、時代がかった音質ですが）。またメンデルスゾーンでの洒落た味わいもしっかり再現されています。廉価ですし、ヴァイオリンに興味のある人や現代の演奏にピンとこない人はぜひ！