【中古:盤質B】 ダニエル・バレンボイムの芸術(16CD)
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せごびあ | 愛知県 | 不明 | 2021年07月18日
すでにピアニストというよりも指揮者として音楽界に君臨しているといえる。全集ボックスとして発売されることを切に願う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2014年03月22日
70年代から80年代初頭にかけてのバレンボイムの録音がまとめられている。丁度この頃来日したバレンボイム/パリ管弦楽団を聴いた。バレンボイムは風采の上がらない小男でチョコチョコとステージに出てきて、指揮姿も威厳がなかった。作り出す音楽も一言で言いにくいスッキリしないもので、シャープな音像に濃いロマンティシズムをどう融合させるか迷っている印象であった。近年スカラ座と来日したバレンボイムは全くの別人。自信に溢れ、指揮もメリハリが効き、ダイナミックでかっこいい。どこかカルロス・クライバーを思わせるところもある。ここまで印象の変わった人も珍しいが、私は冴えない頃のバレンボイムの方が真摯に音楽に向かいあっていたと思うのだ。例えばシューマン。シカゴの厚いサウンドとバレンボイムの重い指揮はおよそ前期ロマン派の響きではない。にもかかわらず、これはシューマンの本質に肉薄する傑出した演奏であり、SKBとの再録音はずっとすっきりしたが、内容的にはつまらなくなった。この選集には超名演と冴えない演奏が混在しているが、超名演だけでも元が取れる価格だし、冴えない迷えるバレンボイムを聴くのも一興だ。10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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