jin  |  長野県  |  不明  |  2022年12月30日

何ら変わったことのない演奏。管楽器を強奏するとかティンパニを強打するとか、あるいは快速テンポやじっくりテンポでもない、ごく普通の演奏です。しかし、そこから聴こえてくるのはまさにブルックナーそのもの！不思議な感じです。特に第5番の第2楽章を聴いているときには、まるでドイツの深い森の中で木々を渡る風に吹かれているような不思議な感覚になりました。ケンペのブルックナー、スゲェ

 

joe  |  仙台  |  不明  |  2004年04月12日

聴いてて気持ちいいと感じる演奏はそうそうないでしょう。これが正にそうです。なんて伸びやかにオケを鳴らしているのでしょう。そこかしこにケンペなりの解釈や技がきかれますが、それが全然嫌味にはなっていません。オススメします。

 

ボール犬  |  兵庫県  |  不明  |  2004年03月23日

明るく澄んだ、気品あるブルックナー。力まず自然に音を伸ばすことで、広々としたスケールを獲得している。どの楽器の音にも、洗練と人間味の程良い調和が感じられる。４番が印象的だ。リマスターは良くも悪くも、ＡＲＴに似ている。さらにスクリベンダムの場合、付加された空気に妙な違和感があり、音の明晰度と立体感を損ねている。

 

大福  |  東京都  |  不明  |  2003年11月03日

ケンペの指揮するブルックナーの5番が大好きです。温かみのある音と広がり。終楽章の見通しの良い安心感は、別方向の素晴らしさを示すヴァントの演奏では味わえません。

 

たろたろ  |  岡山  |  不明  |  2003年10月10日

音のことは何も心配しなくていい。この音がこもってきこえるようなら装置に問題がある。４番はべーム盤を持っているが、なんという生き生きとした流れ！

 

imaichi  |  豊橋  |  不明  |  2003年08月02日

LPの時は何とも思わなかったが、このCDは大変よく出来てる。実演のバランスですね。リマスタリングした方相当に腕がいい。ミュンヘンフィルのトレモロがこんなに美しいとは。宇野氏の好きな大雑把な演奏家達とえらい違い。10点付けるマニアの気持ちがよく分かる。バスも無用に膨らませず、金管はストレート。我がEMT930もCDにかなわず。木管もチャーミングだ！

 

盤鬼  |  北九州  |  不明  |  2002年12月09日

全体像を見据え朗々たる棒捌きは実直そうなケンペ氏の美徳といえる。されど粗雑な表現や無用な弛緩の類は微塵も見当たらぬ。今一歩低域の厚みに乏しいのがいかにも惜しいが、内容を損ねずリマスターした最善の結果であり評価できる。

 

盤鬼  |  北九州  |  不明  |  2002年12月09日

全体像を見据え朗々とした棒捌きは、実直そうなケンペ氏の美徳である。さりとて、粗野な表現や無用な弛緩は微塵も見当たらぬ。今一歩低域の厚み不足が惜しまれるが、リマスタリングの努力は充分窺える。内容を損なわない範囲での最善の結果か。

 

マーブル  |  神戸市  |  不明  |  2002年07月15日

力まず衒わず､朗々と流れるﾌﾞﾙｯｸﾅｰ。今のところ右に出る演奏は無いのではないかと思います。ｹﾝﾍﾟの７番､聞きたかった！

 

豊後梅  |  大分市  |  不明  |  2002年06月08日

これだけの演奏をこれから出来る指揮者が、これと４番の２曲を残してこの世を去ったというは非常に残念なことだが、これだけのものを世に残せればそれで十分ではないかという気持ちにもなる希有の名演。全楽章を通じて音響に透明感がある。木管の美しさは類例がない。

 

ゆきのじょう  |  横浜  |  不明  |  2001年08月19日

この名盤が今まで出回っていたものにくらべて、美しい音質で蘇っ たことは慶賀に絶えません。ケンペの芸術を伝える貴重な遺産と 言えますし、従来のブルックナー演奏においても、小手先の技巧先行のものにはない至芸がここにあり、特筆すべきものです。