【中古:盤質A】 リパッティの芸術(5CD)
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西荻椿山 | 東京都 | 不明 | 2011年02月18日
カンタービレ命の聴き手は、Pfのような無味乾燥な打楽器にさえ歌をもとめます。素人の恐ろしさとしてお許しいただけるならバッハのパルティータ第1番もロマン派のシューマンとグリーグの協奏曲もひっくるめてここではPfが歌っているから素晴らしいといわせていただきたい。え、ピアニストが歌っているのは聴いたことがあるがですって?あの方もときにはPfを歌わすこともありますよ(答えはブラームスの間奏曲)。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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タイガー哲 | 東京都 | 不明 | 2009年11月19日
たしかに録音はよくない。最近リリースされたナキソス盤は聴いていないが、35年ぐらい前に購入した米オデッセイ盤のLPのほうがましな音がすると感じるのは小生だけか? →「気品のある」「高貴な」「清冽な」「ノーブルな」「エレガントな」「凛とした」「graceful」といった修辞のどれもが当てはまり、どれもがそれで言い尽くせない演奏といえる。その上に、死を間近にした「裂帛の気迫」といったものが、すべての演奏を通じて感じられる。それは決して表面に出てこない。演奏の中の随所にあるが、それを感じられるか否かが、このCD集を高く評価するか否かの分かれ目になると思う。 →ワルツ集はかねてから世上の評価の高いものであるが、まことにエレガントでこれを聴くと他の奏者のものは聴く気がしないというのが本音である。とくに左手のワルツのリズムが、たゆたうように揺れ動くところは絶品といわなければならない。これを聴かせようと意識してやると鼻持ちならないことになる。そこがリパッティのリパッティたる所以である。1950年代から60年代のVPOの演奏するウィンナワルツにも同様のことが言える。あの二拍目が微妙に長いウィンナワルツのリズムを、他のオケがまねしようものなら、持ちも下げもならないことになるのはいうまでもない。 →グリーグをはじめとするコンチェルトももちろんよい。LP時代ショパンのコンチェルトの指揮者がクレジットされていなかったのはなぜだろうか。この当時の指揮者たちは合わせ物がうまかった。グリーグのガリエラやこのショパンのアッカーマンはまさに職人といった趣がある。 →心静かに聴くバッハ、これもまたよし。小生の知らない優れた演奏はたくさんあるのだろうが、まあ一度リパッティを聴いてみてください。目が洗われる思いがすること間違いない。 矢印は段落を示します。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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はな | 東京 | 不明 | 2007年12月23日
音楽に品格と云うものがあるとするならリパッティは他のピアニストを大きく凌駕してありあまる。例えば、ショパンの第3番ソナタは技術的に音楽的にもポリーニに勝るものはないと信じていた。特に前者、技術的には困難でポリーニを超える者はでないだろう。 しかし、若い頃は音が良くないとリパッティ盤はそれほど気にかけていなかった。しかしきちんと聴いて頭がくらくらした。音楽と云うそのもの からしたらポリーニすら超えてこれがショパンだ。と私は胸にこみ上げるものを抑えられなかった。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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beethovenplace | 海外 | 不明 | 2006年11月15日
リパッティのことを「ピアノの聖皇太子」と名付けた人がありましたが、まさに言い得て妙です。幾分スケールに欠けていたとしても、濁りの全くない心境で語りかける彼の演奏は、いずれをとっても良い悪いを超えた至高の境地です。特にバッハの演奏は、ランドフスカやグールドと共に、歴史的な価値を有しているように思います。私はたくさんのピアニストを聴いてきた中で、リパッティほど清新で素敵なピアニストを他に知りません。神の視座から音楽を奏でた唯一の音楽家であったように思います。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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スターシク | 名古屋市 | 不明 | 2006年08月11日
夭逝の天才リパッティの伝説的名演の数々を堪能できる貴重な録音。4つの協奏曲とリストのペトラルカは特にすばらしい。一部の例外を除いた現在のピアニストたちには皆無の詩的センスは絶賛間違いなし。手元に置いて損はないと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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はまぐり五文 | 京都市 | 不明 | 2005年02月28日
このセットはリパッティの遺産の多くを揃えています。これにブザンソン音楽祭ライブとバッハ、リスト、バルトークの協奏曲録音を纏めたCDを付け足せばリパッティの主要な遺産は全て揃う事になります。音質はたしかに時代の限界がありますが、彼のピアニズムは唯一無二ですので買って損はありません。音質の悪さなど聴いている内にすぐに忘れてしまいます。誰もレヴューを書き込んでいないので私が紹介の筆を取らせてもらいました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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