Chris Lomheim

CD 【中古:盤質AB】 Timeline

【中古:盤質AB】 Timeline

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    hiro  |  愛知県  |  不明  |  2014年11月24日

    Chris Lomheimは、叙情的で美しい旋律を紡ぎ出すピアニスト。 トリオ編成のアルバムとしては、「...And You’ve Been Waiting? (1994年)」、「The Bridge (2002年)」などがあり、この「Timeline」も、 2014年の3月から4月にかけて地元ミネアポリスで録音されたトリオ作品。 リズム・セクションは、「...And You’ve Been Waiting?」のGordon Johnson (b)、Jay Epstein (ds)で、なんと同メンバーでの20年ぶりの新録音ということになります。 Lomheimは、歌手の伴奏が得意なようで、その特質がよく現れた美しいメロディ・ラインと、緩急を織り交ぜた巧みなアルバム構成に耳を奪われました。 また、全てLomheimのオリジナル曲である、ということにも驚かされました。 冒頭の「Timeline (6:38)」は、彼らしい叙情性が見事に現れた演奏。このしっとりとしたピアノの旋律は、日本人好みか? 続く「Theme for a Ride (5:41) 」は、軽いリズムが心地良い曲。 3曲目「Into the Hills (6:40) 」も、メロディがとても親しみやすく、特に高音部のピアノの響きに魅了されます。名手Johnsonのベース・ソロもメロディアス。 LomheimがBill Evans派であることがよくわかる4曲目「For Emily (8:24) 」では、Epsteinの粋なドラムスも楽しめます。 一転して5曲目「Green Again (5:06)」は、躍動感に満ちた演奏で、アルバムにアクセントを付けます。 ピアノの旋律に胸が締め付けられるような6曲目「Remembrance (4:06)」。 リリカルな中にも力強さが感じられる7曲目「To Feel or Not to Feel (4:46)」では、Johnsonのベース・ソロにも力強さが漲っています。 8曲目「Solidarity (6:42) 」は、4ビートに乗せて、美しいメロディがクッキリと際立つ、本作のベスト・トラック。ベース、ドラムスのソロも見事。 9曲目「Lullaby (7:39)」も、歌詞を付けたいと思わせるほどメロディアス。ベース・ソロもしっとりと奏でられ、ミディアムテンポで和みます。 切々とピアノが歌う「Dedication (5:32)」でアルバムは締めくくられます。美しさ、ここに極まれり、と言いたいほどの素晴らしい演奏。 Lomheimのようなミュージシャンを「中堅どころ」と呼ぶのでしょうが、これほど素晴らしいピアニストを「中堅」のままにさせておくのは惜しい、と私は思います。

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