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シューベルト(1797-1828)

CD 【中古:盤質AB】 交響曲第9番『グレート』 セル&クリーヴランド管弦楽団

【中古:盤質AB】 交響曲第9番『グレート』 セル&クリーヴランド管弦楽団

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  • ★★★★★ 

    座頭  |  兵庫県  |  不明  |  2018年02月09日

    巨匠セルの解釈とオケの自発性が見事にシンクロした完熟の名演。セルのCBS盤、ベームBPOも完成度の高い立派な演奏ですが、本盤は響きの深み、個々の音符に込められたニュアンスとも別次元で、奇跡の名盤といえるでしょう

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年12月08日

    本盤におさめられたシューベルトの交響曲第9番「グレート」は、セル&クリーヴランド管弦楽団による2度目のスタジオ録音に相当する。最初の録音は1957年のものであり、本演奏よりも13年前であることもあり、全体の引き締まった堅固な造型が印象的な硬派の演奏であったと言える。セルは、先輩格のライナーや、ほぼ同時期に活躍したオーマンディなどと同様に徹底したオーケストラトレーナーとして知られており、そうして鍛え抜いた全盛期のクリーヴランド管弦楽団は、「セルの楽器」とも称されるほどの鉄壁のアンサンブルを誇っていたところだ。あらゆる楽器セクションがあたかも一つの楽器のように聴こえるという驚異的なアンサンブルは、聴き手に衝撃を与えるほどの精緻さを誇るという反面で、メカニックとも言うべき冷たさを感じさせることも否めない事実であったと言える。したがって、演奏としては名演の名に値する凄さを感じるものの、感動的かというとややコメントに窮するという演奏が多いというのも、セル&クリーヴランド管弦楽団の演奏に共通する特色と言えなくもないところである。もっとも、セルも1960年代後半になると、クリーヴランド管弦楽団の各団員に自由を与え、より柔軟性に富んだ味わい深い演奏を行うようになってきたところだ。とりわけ、死の年である1970年代に録音されたドヴォルザークの交響曲第8番と本盤におさめられたシューベルトの交響曲第9番「グレート」には、そうした円熟のセルの味わい深い至芸を堪能することが可能な、素晴らしい名演に仕上がっていると言えるだろう。本演奏においても、セル&クリーヴランド管弦楽団の「セルの楽器」とも称される鉄壁のアンサンブルは健在であるが、1957年の旧盤の演奏とは異なり、各フレーズの端々からは豊かな情感に満ち溢れた独特の味わい深さが滲み出していると言える。これは、人生の辛酸を舐め尽くしてきた老巨匠だけが描出することが可能な崇高な至芸と言えるところであり、同曲において時折聴くことが可能な寂寥感に満ちた旋律の数々の清澄な美しさは、セルも最晩年に至って漸く到達した至高・至純の境地と言っても過言ではあるまい。シューベルトの交響曲第9番「グレート」の演奏は、どの指揮者にとっても難しいものと言えるが、セルによる本演奏は、演奏全体の造型の堅固さ、鉄壁のアンサンブル、そして演奏全体に漲っている情感の籠った味わい深さを兼ね備えた、同曲演奏の一つの理想像の具現化として、普遍的な価値を有する名演と評価してもいいのではないかとも考えられるところだ。音質は、従来盤が今一つ冴えない音質で問題があり、リマスタリングを施してもさほどの改善が図られているとは言い難いと言える。同時期の名演であるドヴォルザークの交響曲第8番については既にHQCD化が行われ、かなり満足できる音質に蘇ったのにもかかわらず、本演奏についてはHQCD化が図られないのは実に不思議な気がしていたところだ。ところが、今般、シングルレイヤーによるSACD盤が発売されるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、音圧、音場の幅広さのどれをとっても、これまでの既発CDとは段違いの素晴らしさであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、セルによる至高の超名演を超高音質のシングルレイヤーによるSACD盤で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★☆ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2012年11月16日

    昔からこの1970年盤よりも1957年録音の米コロムビア盤が気に入りであったが、1970年盤もSACD化されたのでこの際聴いてみた。貧弱なCDの音質が英オリジナルアナログと同等の音質に激変していて、これはうれしい限りだが、それでも所詮1970年代のEMIの音である。現在ソニーから出ている1957年盤SACDの方がうんと好録音。演奏もそちら(ソニー)のほうがしまりがあって覇気がある。こちら(EMI)は大人の音楽が鳴っているけれどもちょっとゆるくてうるさい。私にとっては演奏録音ともに1957年盤が圧勝である。ソニーにはセルの名盤の数々をもっとSACD化してもらいたいものである。

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  • ★★★★★ 

    J.BRAHMS  |  神奈川県  |  不明  |  2012年10月28日

    待望のSACDシングルレイヤーのフォーマットで聴きました。演奏は最高峰、この録音の1ヶ月後の東京での神々しいまでの演奏とスタイルは近似していると思います。音はLPを彷彿とさせるもので、CDに比べ高音の寸ズマリ感が大分解消され、弦、木管、金管の分離、そしてハーモニーが大幅に改善されました。 しかし、全般にEMIはどうもマスターテープからのリマスターのみに終始している様で、SONYがワルター、セルの音源で実施した様なマルチチャンネルテープまで遡って音質改善をやらないことが残念です。EMIは当方のクラシック仲間では音が良くないレーベルの筆頭です。豊富なリソースを所有しているだけに、残念なことだと憤慨している方が大勢いることを認識し、改善すべきです。

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  • ★★★★★ 

    マエストロ崇拝者  |  兵庫県  |  不明  |  2012年10月28日

    セル指揮のクリーブランド管弦楽団はどの楽器も純度100%の全く濁りのない音なので音楽が非常に美しく聞こえる。この9番もそうであり、特に第2楽章中後半のイ長調、こんなに綺麗な表現ができるのはセル以外にはいないのではないかと思えるほどである。セルはもう少し長生きをしてほしかったと思っておられる方も多いが、まともなステレオ録音を一曲も残せなかったフルトベングラー等に比べ、まだ多くの良質のステレオ録音を残してくれたほうかもしれない。このSACDもそのうちの一つで音質はきわめて良く、音の透明感、臨場感も十分で購入予定の方は廃盤にならないうちに早めに入手されたほうがよいでしょう。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年10月24日

    本盤1970年録音演奏(セル73歳の頃)は前回1957年録音の同曲演奏盤(タイム@13’31A13’37B9’06C10’33)同様贅肉を落とし早めに進めて行く「グレイト」でセルらしい演奏ですが少しタイム的に先ず@14’09A14’22B9’38C11’34と余裕・遊び的なものが聴き取れます。全体ロマンチックに過度に陥らず見通しの良いスッキリ感はセルらしさの基本ですが第1楽章遠いホルンからスタートし展開アレグロ部への山がかりは割りとじっくり攻めます。反復・起伏も見せながらテンポは早く所々「溜め」も作っています。クライマックスでは充分引き付けダメ押し、〆フェルマータもあり表情付けがオーケストラCLOの精緻なアンサンブルにより更に効果的に・・・。次楽章以降も端正な作りと全強奏でも決して濁らせずきっしりポイントを押さえた演奏です。私はこの曲のスッキリ演奏タイプとして前回より好きな演奏です。それはそうとこの曲はシューベルトの死の年の作曲であり演奏もセルの死の年にあたるものであることがある感慨をもたらせます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    ヴェラスケス  |  鹿児島県  |  不明  |  2010年07月10日

    先程間違えて当盤へのコメントをドヴォルザークの8番へ送信しました。(同じくセルEMI盤) こちらへ転記願えませんか。

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  • ★★★☆☆ 

    宇野珍会長  |  埼玉県  |  不明  |  2010年04月05日

    まず録音に驚いた。まるでNHKホールで録音したような感じだ。それは置いて、まず第一楽章冒頭のテンポに驚かされる。セルとは思えないほどテンポを落とし、念を押すように味付けをしている。ところが主部に入るとテキパキしてきてユニークだ。アメリカの楽団とは思えないほどの柔らかい響きは極上といえよう。しかし全体的に棒読みに陥っている箇所が少なからずあり、これはいかがなものかと思う。例えば「タタタ」という句(他の楽章でも動機として変奏される)に対し、1楽章だけが全く能面のような処理になっている。これはなぜだろうか? セルの真骨頂はフィナーレだ。キビキビとした運びは何よりも心地よい。どうしても堅苦しさが顔を出してしまうことがあるのだが・・・

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  • ★★★★★ 

    トロ  |  不明  |  不明  |  2009年07月26日

    最後のEMI録音ではイギリスが名演として名高いがこの演奏も超名演。フルヴェンがデュオニス的名演の最高峰とするなら、当演奏はアポロン的名演の極致を示すものであろう。セルにはあとせめて5年は長生きして、円熟の名録音をもっと残してもらいたかった。本当に残念でならない。

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  • ★★★★★ 

     |  岐阜県  |  不明  |  2009年05月24日

    ステレオのグレートの最高傑作ではないだろうか?2位はミュンシュか?とにかく、がっちりしていて(しかし、微妙に部分部分、テンポを変えているのも晩年のセルらしい)不安定なところは微塵もない。その点、ミュンシュは激しすぎて少々不安定。モノラルの最高傑作はもちろんフルトヴェングラーです。

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  • ★★★★★ 

    おっさん  |  東京都練馬区田柄  |  不明  |  2009年04月12日

    若い頃LPを買いましたが、ホルンによる導入後の弦の美しさに驚きました。全体はスケール大きく、凛とした美学に貫かれています。友達が「評論家はベームが一番だと言っている。」と聞き、そのLPを借りましたが、比べ物にんりません。フルトヴェングラーと並び20世紀最高の演奏だと思います。

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