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シューベルト(1797-1828)

SACD 【中古:盤質A】 シューベルト:交響曲第8番『未完成』、リスト:『前奏曲』、シューマン:『マンフレッド』序曲 フルトヴェングラー&ウィーン・フィル(24ビット・リ

【中古:盤質A】 シューベルト:交響曲第8番『未完成』、リスト:『前奏曲』、シューマン:『マンフレッド』序曲 フルトヴェングラー&ウィーン・フィル(24ビット・リ

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年02月26日

    これまでの既発CDとは一線を画する素晴らしい高音質SACDの登場だ。本盤におさめられた楽曲は、いずれも1950年代の録音であり、マスターテープの状態にもかなり恵まれていると言えるのかもしれない。冒頭の「ロザムンデ」は、従来のCDだと、音が団子状態になったり、音場が狭いことともあり、それほどの名演とは思っていなかったが、今般のSACD化によって、フルトヴェングラーの濃密でロマンティシズムに満ち溢れた彫の深い音楽を構築していることが鮮明に再現され、情感豊かかつ雄渾な超名演であることがよくわかった。ホルンは残念ながら古めかしい音がするものの、木管楽器や高弦のつややかな響きや低弦の厚みのある響きなどは、この当時の録音としては驚異的な高音質だ。未完成は、冒頭をはじめ、中間部や終結部において呈示される低弦による第1主題が、最新録音のようにはいかないものの、相当程度深みのある音質に蘇っており、これまでのCDとは次元の異なる素晴らしい高音質であると言える。ワインガルトナーは、この主題を指して、地下の底からのようにと評したが、本盤のフルトヴェングラーの演奏を聴いていると、あたかも地下の底から響いてくるような、底知れぬ不気味さを感じさせる。高弦や木管楽器の響きは美しさの極みであり、ホルンもロザムンデほどの古めかしさは感じさせず、フルトヴェングラーの深みのある情感豊かな名演を心行くまで満喫させてくれるのが素晴らしい。シューマンの「マンフレッド」序曲は、1949年のライブ録音(DG)の方が世評は高いが、今般の高音質化によって、フルトヴェングラーの濃厚にして彫の深い表現を鮮明な音質で味わうことが可能となったことにより、私としては、ドラマティックさにおいては1949年盤には一歩譲るものの、両者同格の雄渾な名演と評価してもいいのではないかと考える。リストの前奏曲は、おそらくは同曲史上最高の名演。後年には、カラヤンも、本盤に唯一匹敵する素晴らしい名演を成し遂げているが、カラヤンが圧倒的な音のドラマを構築したのに対して、フルトヴェングラーは徹底した内容重視。同曲の全ての音符が、あたかも生き物のように躍動しているかのようなコクのある音楽は、作曲者リストが同曲に込めた内容以上のものを紡ぎだした、至高・至純の高みに達していると言える。このような超名演を、現在望む得る最高の鮮明な高音質で味わうことができることを大いに喜びたい。

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    BCJのファン  |  静岡県  |  不明  |  2011年02月24日

    実に柔らかい音で嬉しくなった。音量を上げてもウルサく無いし、通常盤CDとは別次元の情報量情報量の多さだ。 ここではバイロイトの熱狂こそは無いが、フルトヴェングラーの一方の素顔が顔を覗かせる。こうしたロマンチックでドラマチックな未完成を聞かせる指揮者は居なくなってしまった。第2楽章の盛り上がりはフルトヴェングラーらしさもある。ワルターとは違う、底知れぬロマン派の深淵なシューベルトが聞ける。ロザムンデの音楽も素敵だ。 最大の掘り出し物はリストの「前奏曲」だろう。マンフレッド序曲もドッシリした名演だ。

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年01月15日

    「未完成交響曲」くらいになるとフルトヴェングラー指揮のものは多くの種類の演奏盤があり私は本演奏1950年スタジオ録音のVPO演奏のもの(@11’31A12’07)と1952年BPOのもの(ライブ録音でタイムは@11’55A12’10)を聴いております。VPOでは他に1943年(1楽章のみ)、1950年、1954年演奏各ライブ録音があり一方BPOには1944年(1楽章のみ)、1948年、1953年、1954年の各ライブ録音があります。同じ曲でも指揮する毎にその演奏が異なるフルトヴェングラーならではと言った処でしょう。勿論同じ音源でも異盤数々・・・マニアの方にはたまらないでしょう。本盤VPO1950年録音演奏(フルトヴェングラー64歳)「未完成」については第1楽章出だしはやや早いテンポで急かせる感じ。管楽器が大きくクローズアップされた様で面白いですね。展開部へ次第に高揚して行く過程は音源の古さなどを忘れさせてくれ流石フルトヴェングラーならではの説得感充分で・・・最後の三度の厳しい踏み込みトゥィッティはゆっくり重心低く奈落を覗く様な貫禄を示します。第2楽章でも大きくピークする処はさすがフルトヴェングラーならではの震わせ方が素晴らしいです。最後のエンドは息長く余韻を放ちこの不安と安らぎの混濁した名曲を閉じて行きます。個人的には先述の1952年BPO演奏ライブ分の方が臨場感と勢いがあるようで好きですがこのVPOも名演かと思います。これらの様な「未完成」交響曲を聴かせる指揮者はもう出ないのでしょうか。ロザムンデの方は1950〜1951年VPOを指揮した寄せ集めもの(タイムは序曲10’29、間奏曲第3番4’47、バレエ第2番4’51)でVPOの良さが愉悦感を増した様でフルトヴェングラーも余り過度な恣意性を示しておらずそれが又的を得ているようです。。私自身はVPO演奏ではミュンヒンガー指揮のLPを愛聴していた時代がありました。フルトヴェングラー指揮のものにはBPOで1929年や1930年に録音されている古いものがある様ですがBPO演奏では序曲だけではあっても1953年(タイム10’48)演奏が身近とは思います。VPOで円やかに進めた「マンフレッド序曲」(1951年録音、タイム12’17)、「前奏曲」(1954年録音、タイム15’30)等も印象的です。本盤仕様も改善されて音質が更に期待されましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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