【中古:盤質A】 交響曲全集 マゼール&バイエルン放送交響楽団(3CD)
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TOCHIPAPA | 広島県 | 不明 | 2018年02月11日
ウィーン・フィル来日公演の颯爽とした指揮ぶりで、当時あまり好きではなかった「英雄」に感激した記憶も新しく好きな指揮者ですが、シューベルト?という若干の不安も覚えながらもこのレーベルの音の良さに期待して買ってみました。 音も演奏もとてもよかったと思います。マゼールには音楽を気持ちよく聴かせるテクニックがあるんだなあ、と感動しました。やはり20世紀の巨匠の一人であったんでしょうね。 拍手でライブであることを思い出しますが、オケの乱れもなく音質も極上です。 ただ、時代の流れとはいえ「未完成」を7番・・・・としてあるのは残念でした。 解説も簡潔で、中身は丸々輸入品ですし、ベームを筆頭として、ブロムシュテットやスイトナーに優る最高の全集とまでは申しませんが、分売で手持ちの名盤とカブらずに全集を一つ持ちたいとなればかなりお勧めできると思います。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たしろ | 愛知県 | 不明 | 2018年02月10日
皆様のレビューの通り、味わい深いけど躍動感のあるテンポ。 動画があったので見てみましたが、 ホルンは全曲リツコフスキーさん、 オーボエは123番がフランソワ・ルルー、45689番がシュテファン・シーリさん (この見事な棲み分け☆)。 クラリネットもとても素晴らしい音(シュテフェンスさん?)、 弦やティンパニの美しさも相変わらず。 つまり、極上の名手の演奏にひたれるCDです。 廃盤になる前に入手されることをお薦めします。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Adam愛聴者 | 熊本県 | 不明 | 2013年04月21日
このシューベルト交響曲全集はCD3枚に収まっている。従来4〜5枚だった全集(分売含む)では初めてである。といって総じて快速テンポではない。第5番などはゆったりとした演奏であるし、他の曲も癖のないごく常識的な流れである。ライブ録音なので、各曲の終りには数秒間の拍手が入っているほか、「未完成」を除く第1,4楽章の提示部反復は省略され、序曲などの追加もない。このような構成ならば3枚で十分足りる。さて、数年前から第4,6,8,9番からなる2枚組のエアチェック盤とおもわれるCDが市場にはあった。こちらの方は楽章間に会場のノイズが入っていたが、録音日付や時間付けから正規盤と同一音源の別テイクらしい。それにしても録音は2001年であるのに、なぜ10年間もあたためていたのだろうか。MaazelにはHaydn,Mozartの交響曲録音の存在は聞いたことがない。同様にSchubertも「未完成」のほかは正規盤では初登場のようにみえる。ところが、まだ新進指揮者(当時は仮名表記でローリン・マーツェル)だった1961年ころ、DGにより第2〜6,8番の6曲をBPOで録音していた。国内盤では第5,6のLP1枚が出ていたが、この6曲は2000年頃オーストラリアeloquence盤で復活していた(現在、なぜかHMVの通販カタログから消えている)。それと聴き比べると、演奏スタイルは録音の新旧はあっても40年の歳月を経て殆ど変っていない。つまり解釈の基本は30歳ころに出来ていたともおもわれるし、あるいは当時の演奏は、巨匠には失礼だが、BPO任せのスタイルだったのかもしれない。かくてMaazelによる全集盤は、これまでに出た多くのSchubert交響曲全集の中でとくに印象に残るようにもおもえないというのが私の結論である。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Yuniko | 新潟県 | 不明 | 2013年04月21日
文句なしにイチオシのシューベルト交響曲全集です。 初期の交響曲である第1・第2・第3・第4は、いずれも快速のテンポで、すごく生き生きとした演奏。第3番の第1楽章のテンポが既出の他の演奏よりゆっくり目だが、それらの演奏は「ちょっと速すぎてせわしない」と感じていたので、マゼールのが速すぎず遅すぎずちょうどよいくらいの速さ。4曲とも第2楽章が、主旋律を彩るいろいろな装飾音や刺繍音がとてもチャーミング。他の指揮者では聴かれない万華鏡のような緩徐楽章。マゼールの芸風にはちょっとそぐわない言葉だが、第1〜第4までの初期の交響曲はとてもチャーミングなのである。 第5・第6・第7「未完成」になるとちょっと様相が違ってくる。3曲ともダイナミクスの幅が大きくなり、よく言えばドラマティック、悪く言えばちょっと威圧的な演奏(ベートーヴェンみたい)。特に「未完成」は、昔のこの曲の演奏で聴かれた「ウィーンの夢」とは大きく異なる、大交響曲としての演奏である。なお全集中では「未完成」のみ第1楽章主題提示部の反復を実行している。第5番の第3楽章のトリオで大きくテンポを落として歌うのがユニークな解釈。 第8番「グレイト」。これまでの演奏同様に木管がよく利いている。第5・第6・第7同様にダイナミクスの幅は広いが、オケの編成自体もかなり大きいようで、音量の変化による唐突感や威圧感は感じない。つづく第3楽章はかなりの高速テンポだが、いろいろな楽器が奏でるスケルツォの細かいリズムが、解像度の高い写真で見るようによく分かる。第4楽章。他の指揮者の演奏よりもゆっくり目。第3楽章同様に細かい動きがあるのだが、その各旋律の動きがからみ合い増殖しほぐれ合って、壮大な音の曼荼羅を繰り広げる。その細かいリズム音型に載る旋律が、ゆっくり目のテンポに乗ってよく歌う。抜群のテンポ感・歌にあふれた造形によって、快速のテンポで進んだ「グレイト」の印象に安定感が加わり、軽やかさと安定感を両立させた絶妙の解釈。 チクルスの演奏会場が本拠地ガスタイクではなく、中規模ホールのプリンツレゲンテンテアターだったことも明晰な演奏にプラスに働いている。録音もとてもよく、BRSOの音色の瑞々しさ、機能性(でも機械的ではなく暖かみのある機能性)も存分に味わえる。初めてシューベルトの交響曲全集を買おうと思っている人にはもちろん、2組目・3組目を求めている人にも自信を持っておすすめできる演奏です。個人的には、シューベルト交響曲全集の一押しです。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カズニン | 東京都 | 不明 | 2013年04月17日
マゼールさんにしてはといってはおかしいかもしれませんが、早めのテンポで格調高く造形的で美しい演奏です。いつもと異なりハッとさせる部分は少ないのです。録音も素晴らしいです。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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宇野珍会長 | 埼玉県 | 不明 | 2013年02月22日
これは自主制作盤として微かに流通したものだと推測される。であれば、今回のリリースは大歓迎だ(尤も某動画サイトでも視聴できるのだが)。マゼールはシューベルトをあまり演奏しない指揮者で、今回も半分以上の曲は譜面を見ながら指揮しているようで、まこと珍しい。演奏はチクルス時のマゼールといえよう。すなわち全曲を通した完成度を優先しているので、デフォルメを期待するのは野暮だ。もちろんアクセントやバランスで思わず聞き返したくなるような箇所はあるが、いつもほどではなく控えめだ。むしろ整った造形の中で躍動感が漲っており、聞いていて素直にわくわくしてしまう。推薦は最も指揮回数が多いであろう「未完成」になる。次点は「第4」「第5」あたりか。暗譜で振った曲のほうが、表情が冴えているようだ。なお「チクルス時のマゼール」なので、テンポは概ね速く上げ潮な流れだ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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