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ブラームス(1833-1897)

CD 【中古:盤質AB】 レスピーギ:『ローマの松』、ブラームス:交響曲第3番、ミヨー:ブラジルの哀愁 チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団(1974 ステレオ)

【中古:盤質AB】 レスピーギ:『ローマの松』、ブラームス:交響曲第3番、ミヨー:ブラジルの哀愁 チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団(1974 ステレオ)

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2015年06月19日

    このシリーズは本当に素晴らしい。フランスのオケなのでドイツのそれと比べると音が溶け合わず、線の明快さと色の粒だちの良さが際立っているブラームスは、この当時のチェリならではのハンターのような敏捷さと素晴らしい推進力に富み、流麗な音塊の隆起が美しい。ただ明快さの反面、ドイツものとしては少し翳りや含みに乏しいと感じる人はいるかもしれない(好き好きだろう)。オケの美質が曲とピッタリ合っている他の二曲はそれ以上の聞き物。ミヨーは、フランスと言うより南米風の乾いた、開けっぴろげの音楽で、後年のしんねりむっつりしたブルックナーのチェリとは水と油みたいだが、この当時のチェリは見事にそれを料理して、この指揮者の間口の広さを偲ばせる。「ローマの松」は読響とのライブを40年近く立った今でもまざまざと覚えていて、私的にはそれが再現されていることに心から感謝したい。冒頭の、音が光と色彩のシャワーのように降り注ぐ様から、あああの時もそうだったと思わせるが、来場していたオーレル・ニコレ(チェリ当時のBPOの楽員)が絶賛していた「ジャニコロの松」の印象派的な木管の実に目の詰まった表現も、ここではフランス流の魅惑を伴って再現されているし、「アッピア街道の松」では、ブラスを増強した金管群が地響きを立てるように咆哮し、ステージにドス黒い空気が充満したが、最後の最後では、それを払拭するかのように、ブンブンと風車のようにタクトを振り回すチェリがイヤァ、という裂帛の気合をかける様がまざまざと昨日のように蘇る。

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    トシヲ  |  神奈川県  |  不明  |  2014年08月24日

    残響多めで低域もモコモコした傾向のこのシリーズ。でも音と音の間や音量の強弱が後の時代の録音に比べ分かりやすい。現状、このCDがチェリ&フランス国立管で一番感銘を受けた。ラストのクレッシェンドも凄まじい。

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2014年05月17日

    これほど物語性のある《ローマの松》は、今まで聴いたことがない! キラキラとまばゆいばかりの「ボルゲーゼ荘の松」から一転、モノクロームな「カタコンベ付近の松」に暗転する見事さ!多くの指揮者がアタッカで繋げるところを、チェリビダッケときたらまるでブルックナーの全休符のような無音状態を作る。極彩色の世界から、一気に夜の世界へと聴き手を放り込む。 地底から呻くような低音が、霧がかった静寂を支配する。そこへトランペットが神の啓示の如く鳴り響く。途端に、空気感が変化する。霧がうっすら晴れていく感覚だ。まさに音の色彩のマジックである。やがて上昇していく旋律は、荘厳そのものである。 「ジャニコロの松」の神秘的な表情も美しい。ドビュッシーを思わせるような、夢想的な空気が支配する。殊に弦の透明感と、クラリネットのソロの上手さには思わず息を飲む。風のような揺らぎを感じさせる絶妙なアゴーギクは素晴らしい。何より、ナイチンゲールの囀りと、弦のヴィブラートの質感がピッタリ一致するのには脱帽である。ナイチンゲールの囀りをも、一つの楽器として作用させているのだ。 そして、「アッピア街道の松」は圧倒の一言に尽きる。じわりじわりと歩を進めながら、巨大なクライマックスを形成する。しかも、そんな時にも細部へのこだわりを見せるのがチェリビダッケの流儀だ。4分21〜22秒付近で一度スッとボリュームを引くのには驚きで、その際、透明な空気感を作っておいて再度盛り上げる手法は、聴き手の感情をいやが応にも刺激する。「ブラボー!」というよりも「ワオ!」という驚嘆に近いような拍手にも納得である。 音質も、一部音揺れが認められるものの、年代離れした良い音質である。自信を持って推薦したい。

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