【中古:盤質A】 『ラ・ベラ・ミヌタ〜1600年頃のコルネットのための華麗な歌』 ブルース・ディッキー
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年06月02日
ルネッサンス晩期(=バロック初期)の歌をコルネットで吹く コルネットといってもピストン式の金管楽器ではない 管は木製でマウスピースに唇を当てて吹奏するから 音色は発音形態からも金管楽器と言える ただ演奏は至難で音量が少なく バロック期の木管楽器・金管楽器の発達に伍していけなかった リコーダーのように七つの音孔を持つから自然倍音以外の音が演奏可能であり音階的なフレーズも十分にこなす ここではオルガンやヴィオラ・ダ・ガンバそしてハープの伴奏を伴ってブルース・ディッキーが見事な演奏を展開する 録音ということもあり音量の脆弱さやバランスの不均衡は解消されている 時代の趣味を反映して華麗な装飾音が随所に散りばめられている 音色を愉しむも好し アンサンブルに身をまかせるも好し 手仕事の供に聞くとも無しに聞くも好く 孰れにしても改まって面と向かい鑑賞するような音楽ではないような気がする ここにはロマン主義や表現主義は萌芽の前兆すらない わたしはただコルネット(ツィンク)の音色が好きなだけだ1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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