【中古:盤質AB】 コンプリート・モーツァルト・テープス グルダ(6CD)
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Ichirokagawa | 香川県 | 不明 | 2021年06月29日
グルダのモーツァルトのソナタ全曲が聴けないのは痛恨の極みだが、こうやってまとまった形で聴けるのはうれしい。正規録音ではないので、音がつぶれたりして鑑賞に厳しいものがあるのも事実である。CD5枚にボーナスCDが付くが、これが結構聴きものである。15番のアンダンテは装飾音のデパートのよう。K.397の幻想曲は、グルダにしては瑞々しい演奏で印象に残る。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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顕 | 岐阜県 | 不明 | 2010年12月11日
音の悪いものもあるが大体聞ける。演奏は大変に素晴らしい。軽やかで明るく、モーツアルトはきっとグルダのように自分の曲を演奏したのではないかと聞きながら思った。繰り返しをきちんと行っている。(トルコ行進曲付きのソナタの第1楽章は15分にも及ぶ。)そのため、どの曲も長いのでたっぷりとモーツアルトに浸ることができてよいのではないか。ボーナスCDでは15番の美しい2楽章をグルダが崩しに崩した演奏が聞ける。これも面白い。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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finegan | 東京都 | 不明 | 2010年04月11日
グルダの演奏はどの曲においてもそうだが、曲の本質を根っ子からとらえ、それをけっして深刻ぶることなく(グルダは間違いなく照れ屋なのだ)聴きやすく且つほぼ完璧に表現している(もちろん、他の演奏家がより優れた演奏をしている場合もあるが)。このピアノ・ソナタ集でも芸術性とエンターテインメント性(聞き手が楽しまなければ意味がない)のカオス的臨界の縁で、モーツアルトの心の奥底に潜む悲哀を十分に理解したうえで音楽的高みと深みを両立させている。なお、小生は初出のCD5枚組で聴いてきたが、このCDの音質の改善には驚いた。カセットテープ録音による歪みがまったく取り除かれ、しかも音の輝きが生かされている。コンピューターを駆使しての整音だと思うが、エンジニアのセンスの良さに感嘆する。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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横濱の風 | 神奈川県 | 不明 | 2010年01月19日
HMVでよく売れているベトソナに比べれば、多少切れ味の足りないモツソナかもしれない。しかし、それでも他の演奏家に比べればグルダの持ち味がよく出た軽妙な演奏であるのは、正規の録音ではない気楽さも加わってのことか。もちろん全集であればさらに楽しめたであろうと思うと、ちょっと残念。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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