【中古:盤質A】 交響曲第3番(1890年シャルク版) ゲルト・シャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァ
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年06月03日
既に全集を完成し ”第9”のシャラー自身による完成版まで録音してブルックナーは了ったのかと思っていたら ”第3番”の異版が登場した 全集に収録された”第3”はキャラガン校訂の1874年版だった これは後にエーザー版の元になった所謂第二版ではない 前年にワーグナーに献呈した初版の一部修正版である 今回の1890年シャルク版は”第8番”完成後に改訂された第三版をレティヒ社が出版したスコアだ 第三版改訂時に理由は諸説あれどシャルク兄弟が関わって一悶着あったようだ これを後に精査してノヴァーク版が作られ流布する 校訂の翌年レティヒ社が出版する運びになった時肝煎のフランツ・シャルクの意が大きく反映されたことが分かっている しかしハースやノヴァークの校訂譜が出るまではこのシャルク版がスタンダードとして演奏に用いられていた 逆に現在ではほとんど聞かれなくなった それを敢えてか否か知らないがシャラーは世に問おうというのだ さて聴いてみれば これはこれで立派なブルックナーに成っている わたしは面白く聴いた さてあなたは如何5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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