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ショパン (1810-1849)

CD 【中古:盤質A】 ピアノ・ソナタ第2番、第3番 ルービンシュタイン(p)(XRCD)

【中古:盤質A】 ピアノ・ソナタ第2番、第3番 ルービンシュタイン(p)(XRCD)

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月20日

    ルービンシュタインのショパンは、どの演奏も実に素晴らしい。本盤におさめられたピアノソナタ第2番及び第3番もその例外ではなく、いずれも至高の超名演と高く評価したい。ルービンシュタインのショパンが素晴らしいのは、私見ではあるが、ルービンシュタインがショパンに成り切っている(ショパンの化身と化している)からと言えるのではないだろうか。同郷の作曲家という側面もあるとは思うが、ショパンの音楽そのものがルービンシュタインの血となり肉となっているかのような趣きがあると言える。例えば、バーンスタインとマーラーの関係と同様であり、バーンスタインのマーラーが何故にあれほどの名演であり、人を惹きつけるのかと言えば、バーンスタインがマーラーの化身と化しているような演奏を行っているからにほかならない。本演奏におけるルービンシュタインのピアノも、何か特別なことをしているようには思えない。おそらくは、誠実にショパンの音楽に向き合っているだけであり、楽想を真摯に弾き抜いているに過ぎないのではないかと考えられる。にもかかわらず、すべての音には奥深い情感がこもっているとともに、ショパンの絶望感に満ちた心眼に鋭く切り込んでいくような彫の深さもごく自然に描出されていると言える。あたかも、ルービンシュタインがショパンの化身と化してピアノを弾いているかのようであり、これぞ作曲者と演奏家の幸福な出会いと評価すべきであると考える。ルービンシュタインによるショパンの楽曲の演奏は、他のどのピアニストによる演奏よりも安心して聴けるというのは、このような点に起因していると考えられるところであり、ここには、例えば何某かの個性的な解釈を施している他のピアニストによるショパン演奏などとは大きく次元が異なる大人(たいじん)の至芸があると言えるだろう。録音は1961年のスタジオ録音であり、今から50年も前のものであるが、今般のXRCD化によって見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった。ルービンシュタインの至高のピアノ演奏を、XRCDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

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