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バッハ(1685-1750)

CD 【中古:盤質A】 複数のチェンバロのための協奏曲集、三重協奏曲 モルテンセン&コンチェルト・コペンハーゲン、ピノック、スパーンズ、他(2CD)

【中古:盤質A】 複数のチェンバロのための協奏曲集、三重協奏曲 モルテンセン&コンチェルト・コペンハーゲン、ピノック、スパーンズ、他(2CD)

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2017年09月14日

    Mortensen/Concerto CopenhagenのJ.S.Bachチェンバロ協奏曲全集の第3集、完結編ですが、実は自分が彼らのこの素晴らしい演奏集を知ったのは、この最新盤がきっかけ、Trevor Pinnockのフォローをしていたからでした。それまでは不勉強にして存在だけ知っていたのみで、この盤に接して初めて、Pinnock以上にConcerto Copenhagenの素晴らしさに感銘を受けたのです。J.S.Bachの音楽の再現の最も難しい点の一つは、特に(モテットを除く声楽作品の大部分含め)管弦楽作品における、各楽器、各声部のバランス ー ハーモニー、リズム、テンポおよび音色のすべて ー の正しいあり方を見いだすことがあまりにも難しいことにあると思うのですが、Mortensen/Concerto Copenhagenの演奏はその点において、現時点までで最も理想的な解答に近づき得た一つの姿である、Pinnock/English Concertの(後期)演奏を彷彿とさせる、全く演奏者の我を感じさせない、透明で自然なバランスに近づいています。もちろん、これは今回の第3集で全面的な共演者として裏方を演じているPinnockの存在も大きいでしょうが、Pinnockのいなかった第1,2集でもすでにこの自然な演奏が実現できていたことを思えば、修業時代からの盟友であるMortensen、Pinnockの両者に共通する(教育?)基盤からこの素晴らしい演奏が生み出されたと考えられるかも知れません。特に1台のチェンバロのための協奏曲と異なり、チェンバロ自体も管弦楽の一部としての色合いが濃い、この複数台チェンバロのための協奏曲の数々は、奏者間、および奏者とオーケストラ、指揮者のバランスがうまくいくことは稀ですが(どこか一部が突出したり、ソリストの誰かがやたら目立ってしまう場合は多い)、この演奏はCD2枚通じてすべて非常に美しいまとまりで統一されており、ここにMortensenの指揮者としての並々ならぬ手腕が感じられます。実はあまりにまとまりが良いため、やや優等生的で、それこそ若きPinnock,MortensenらとEnglish Concertの演奏にあった、弾けるような推進力が懐かしい瞬間もないではありませんが、それでもこの自然で透明で美しいチェンバロ協奏曲全集は、疑いなく現代のピリオド楽器によるJ.S.Bach演奏の頂点の一つと思います。いまや大御所のPinnockの演奏が素晴らしいのは言うまでもありませんが、他の若手ソリストもすべて技術的にも音楽的にも、ベテランに全く劣らない素晴らしい演奏を聴かせています。第1,2集を含め、すべてのJ.S.Bachファンにお薦めできる好演盤です。

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