【中古:盤質B】 『モーゼとアロン』 ギーレン&オーストリア放送響、ライヒ、デヴォ、他(1974 ステレオ)(2CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2018年06月01日
鮮烈を極めた曲であり演奏である。74年吹き込みとは思えないくらい録音も鮮烈。ギーレンの楽曲コントロール能力は全く目覚ましくも厳しい。オケも、シュプレッヒシュティンメが多用される声も、互いに融和されることを拒否して、モダンアートのコラージュに比すべき効果を上げており、それが曲の主題であるユダヤ一神教の苛烈さを余す所なく示している。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ombredouble | 東京都 | 不明 | 2012年10月14日
旧Philips盤でも持っているが、ギーレンの音楽語法への入り込みと響きの組み立ての鋭さが尋常ではない.ORF響(現RSOヴィーン)はさほど滑らかではないが、それを問題としない程音楽把握が直截に伝わってくる演奏.録音が古くやや明瞭さを欠く点を除き、文句なく《モーゼとアロン》のベスト・レコードとして推したい.しばらく入手難だったが、こうしてレーベル再編に伴い再度出てきたのは大変目出度い.モーゼ役のライヒはブーレーズ旧盤(BBC響)にも出ているが、音程をすっきりさせる事に拘り響きの色彩が見事なそちらよりドイツ語のごつごつしたイントネーションが支配的な解釈になっているのも面白い.独唱をロケで同時録音したストローブ=ユイレの傑作映画と、キャストは共通しているが当然ながら別録音である. ギーレンは比較的近年に至るまで新ヴィーン楽派の最高の解釈者だったが、この頃が別格に脂が乗りきっていたと思う.ORF響との組合せでは同時期ザルツブルクでの《期待》ライヴも超名演だったので、近年の放送録音CD化ブームに乗っかってOrfeo辺りで出てくると嬉しいのだが.4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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緑川虫太郎 | 東京都 | 不明 | 2009年09月05日
店頭にて入手、早速全曲聴いてみて、その演奏の好さに納得しました。ギーレンは流石です。勿論、ライヒも素晴らしいです。シェーンベルクは声楽ものの方が好きでそちらばかり聴いているのですが、このオペラも仲々です。学生時代にシェーンベルク関連書を読み漁り、レポートを書いたのを思い出します。普段、シュトックハウゼンやヴェーベルンも聴きますが、彼等のおおもとにはシェーンベルクがいるのだと改めて思いました。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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菅野茂 | Germany | 不明 | 2009年02月23日
これは音楽図書館で借りた旧レーヴェルで聴いているが、何時まで経っても忘れられないので、ブリリアントが安く出したついでに、来週手に入れる予定。 録音は古いが、最近出たギーレン指揮のB・A・ツィンマーマンの「兵士たち」を聞いてみてもこの指揮者が遥かに日本の岩城宏之以上に現代音楽に精通しているか一耳でわかる名演。オーストリア放送交響楽団はフィ団は決していい演奏をする団体ではないが、専門の指揮者に当たるとたちどころに性格に反応してしまう本当は名人がかなり揃っている団体。 新ウィーン楽派は昔からユダヤ的共感と専0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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