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シベリウス(1865-1957)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第1番、エン・サガ サントゥ=マティアス・ロウヴァリ&エーテボリ交響楽団

【中古:盤質A】 交響曲第1番、エン・サガ サントゥ=マティアス・ロウヴァリ&エーテボリ交響楽団

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    白文鳥  |  愛知県  |  不明  |  2021年07月30日

    サントゥ=マティアス・ロウヴァリという覚えにくい名前なんだが、演奏は一度聴いたら忘れられない特色がある。ほんの少し前までは、出る杭は打たれる的な風潮があり、強烈な個性を出し過ぎると評論家からは辛口の言葉しか出なかったが、クルレンツィスのような世紀の逸材が登場したことによって個性派時代到来の様相を呈している。ロウヴァリのシベリウス1番、一度聴いたら耳から離れない。この感じ、シベリウスで前にもあった。ロジェストヴェンスキーの時だ。フィンランドは後にまだメジャーデビュー前のクラウス・マケラも控えている。サロネンの後任としてフィルハーモニアに君臨するロウヴァリ、困難な時に継いだわけだが、未来は約束されている、そう断言できるシベリウスである。

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年03月12日

    サントゥ=マティアス・ロウヴァリというフィンランドの指揮者、何度か来日しているみたいだが、私はこのアルバムで初めてその演奏を聴いた。1985年生まれということなので、当録音が行われた2018年の時点で33才ということだが、いや、その型に嵌らないスタイルにたちまち圧倒された。なんと能弁で表出力の強い指揮だろう。元来、指揮者というのは、自分の中の芸術性を押し通し、その表現のため、オーケストラとの関係を築き上げ、芸術表現に還元させるのであるが、現代の情報化社会にあって、「これが良い」というスタイルが必要以上に流布し、「そうでないもの」を排斥する潮流が全体的にあって、音楽界にもいわゆる前時代的な、巨匠的なスタイルや風格を感じさせる指揮者がなかなか出現しない状況にあるのだが、この指揮者の雄弁さは「あるいは」と感じさせるものに満ちている。とにかく濃厚な表現。シベリウスの交響曲のうち、第1番というのは、もともとこの作曲家の熱血的な側面が強くでた楽曲なので、指揮者の熱い思いを吐露しやすいのかもしれないが、それにしても、オーケストラにここまで自分の「表現したいこと」を憑依させるというのは、たいへんな才能というほかない。緩急、強弱の幅ともに大きく、クレッシェンドの力強さ、クライマックスの畳み掛ける迫力など、凄いとしか形容のしようがない。第4楽章にのみ、やや散漫でまとめきれない感覚が残っているが、それを差し引いても「いいものを聴かせていただきました」と思わず言ってしまう濃厚な味わい。併録してある「エン・サガ」も、かつて聴いたことがないくらいに情熱的で、滾るような音楽の奔流に満ちている。すでに当盤の存在感は十分なものがあるが、なお今後が楽しみな指揮者だ。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2019年01月20日

    指揮者王国フィンランドからまた新たな逸材登場。協奏曲の伴奏指揮を除けば、これが事実上のデビュー録音だが、日本のファンには東響への二度の客演、タンペレ・フィルとの来日公演などで既におなじみの指揮者だ。緩急、強弱の起伏とも、きわめて大きく、全曲の隅々まで濃密なニュアンスをテンコ盛りにしているのがこの指揮者の特徴。早くも第1楽章第1主題の提示から、弦楽群に考えられないような濃厚な表情をつけている。再現部冒頭の大クライマックスへの盛り上げでは「しゃくる」ような独特なリズムを強調していて、指揮台上で踊るような彼の指揮が目に浮かぶ。一方、その後の第2主題では音楽が止まってしまいそうなほど遅くなる。その後、楽章終結に向けて、再度アッチェレランド。あまりにカロリー満載なので、少し解釈を整理した方がいいと思うところもあるが、若いんだから今は暴れまくっていいじゃないか。もちろん終楽章は彼のために書かれたかのような濃厚、強烈な音楽。『エン・サガ』も北欧的な清澄さとは無縁の、きわめてダイナミックで熱い音楽になっているが、それでも弦楽器の扱いが多彩なので、飽きさせない。彼の手にかかると、どのオケも実に朗々と、力いっぱい鳴るが、これはまぎれもない指揮者としての人徳。かのクルレンツィスを売り出したアルファ・レーベルがさっそく目をつけている。

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