saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2020年05月04日

エンリケ・グラナドスはアルベニスと並ぶスペイン楽壇を代表する作曲家である。特にピアノを得意とした人であり、このアルバムはその全曲が求めやすい価格で収められているという点で貴重である。「ゴイェスカス」が特に有名だが、基本的にがっちりした大曲というよりも、魅力的で多彩な旋律に特徴のある人なので、有名な曲かどうかということは作品の優劣にはそれほど関係なく、小品であっても魅力的で歌うような曲がいくつもある。初めての曲であっても、聴きながら思わずメロディーを口ずさみそうになるくらい親しみやすい。演奏は、真面目で、素朴で、作品そのものを尊重したものであり、濃厚なスペイン情緒やピアニストの個性を前面に押し出したものではないが、それだけにかえって作品そのものを安心して味わえるものになっている。

 

カルトブラッシュ  |  千葉県  |  不明  |  2012年05月03日

グラナドスのピアノ曲の隠れた名曲を発見するには最適なアルバムと思います。ライナというピアニストもとても優れた方と思います。ピアノの好きな方にはぜひとも聞いていただきたいアルバムです。掘り出し物の中の掘り出し物でしょう。

 

横須賀マリノス  |  神奈川県  |  不明  |  2010年09月04日

これを廃盤にしてはイケナイでしょう。いつでもどこでも聴きたくなる名盤なのに勿体ないことです。6枚通しで聴いても全く飽きることなし。生産復活期成同盟を結成したいものです。

 

レエル  |  不明  |  2007年03月11日

これからの季節、初夏の昼下がりに日がな一日聴くに?そんな気分にさせてくれます。 いくらプロコ、ショスタコ、ラフのメロディが綺麗でもこれからの季節はチト長大重厚すぎ！旧ソ、ドイツ、オーストリア、ハンガリー帝国は産業で云うなれば鉄鋼。ラテン語圏は繊維。ｸﾞﾗﾅﾄﾞｽは川下のアパレルで重い 硬い 厚いは皆無。少し強く叩き過ぎる箇所も有りますが、値段と内容から最高ランクです。 これからが旬♪?θ(^0^ )

 

金ちゃん  |  長崎  |  不明  |  2006年02月24日

モーツァルトやバッハ以外で何か音楽を聴こうかというときによく手がのびる。川を泳ぐさかなが陽のひかりにきらめいているような曲、部屋のカーテンをゆらしてさわやかな風がながれるような気持ちになる曲とか太陽や土のにおいを感じさせる。ジャケットのゴヤのタペストリーも美しいが、音楽も野の花のような美しさです。

 

Astrin  |  Kanagawa  |  不明  |  2005年08月20日

これは懐かしい．大学生のころの LPがまだあります．技巧家ではないこのピアニストの，でも，生で聴いてみたいと思わせるものが，ずっと記憶に残る演奏です．30年も経ったのですね．グラナドスは大御所のラローチャが華々しい演奏ですね．初めて聴いたのはチッコリーニのゴイェスカスで，これも良い演奏でした．