【中古:盤質S】 シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番、シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 ポリーニ(p)
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年12月18日
これは素晴らしい名演だ。1970年代前半までのポリーニは、圧倒的な技量を全面に打ち出しつつ、そこに、若さ故の生命力、気迫に満ち溢れた勢いがあり、聴き終えた後の充足感が尋常ではない。1970年代後半になると、技量の巧さだけが際立った無機的な演奏が増えてくる傾向にあり、特に、同じシューベルトのピアノソナタ第19番〜第21番をおさめたCDなど、最悪の演奏と言えるだろう。それに比べると、本盤の第16番は、段違いの出来と言える。シューベルトのピアノソナタ特有のウィーン風の抒情の歌い方や、人生の深淵を覗き込むようは深みには、いささか乏しい気もするが、それでも、この力強い打鍵の圧巻の迫力や表現力の幅の広さは、圧倒的なテクニックに裏打ちされて実に感動的だ。シューマンのピアノソナタも名演。シューマンのピアノ曲は、一歩間違うと、やたら理屈っぽい教条主義的な演奏に陥る危険性があるが、若きポリーニにはそのような心配はご無用。シューベルトと同様に、圧倒的な技量の下、透徹した表現で、感動的に全曲を弾き抜いている。SHM−CD化によって、音質も相当に鮮明になっており、本盤の価値を高めるのに大きく貢献している。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ラーメン二郎 | Malaysia | 不明 | 2007年06月14日
若き日のポリーニの最高録音のひとつ。寸分の狂いもなく 見事に彫琢された大理石像を連想させる。構成美の極致。 決意に満ちた巨大なフォルティシモも、全く混濁することがない。悲しいかな、ポリーニがかような演奏をしていた のは、1970年代のみ。 80年代になると、早くも緊張感のない演奏が見られるようになった。この人の衰えは 早かった。今や見る影もなし。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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SunnySide | Suginami-City, Tokyo | 不明 | 2005年04月24日
クラシカルを聴き始めて間もないのですが,このポリーニという人は,1970,80年代のシューベルト,ショパン,シューマン演奏において,ほぼ全く「はずれ」がない気がします。使いたくないけれど「完璧」という言葉は,このためにあるのかなとさえ思わせるほど。違う奏者のCDを手に入れても,やがてここへ戻り繰り返し聴いている私がいます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fuka | 横浜 | 不明 | 2005年01月30日
各々カップリング代えてます。シューベルトの845はずっと今でもこれで十分(Uchidaもいいですけど)、それを若い頃にもう出しちゃってるところが彼のすごいところ(若くて巧いだけじゃだめな曲と思いますけど)。シューマンのソナタも全く同様に、これで十分。まとまりのないところがこの曲の特徴でもありますが、頭のいい人が弾くとさーっと霧が晴れる(当時の、これ以上何をお望みですかというコピーは今でも通用する)。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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