誤解だらけの明智光秀

本郷和人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838730827
ISBN 10 : 4838730829
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
200p;19

内容詳細

ヒーローか?謀反人か?血縁より家名が大事!裏切りも寝返りも当たり前!世渡り上手は茶をたしなむ!?戦国時代のリアルを東大教授が愉快に解説!

目次 : 第1章 出自の謎―光秀が生まれた戦国の世とは?(明智光秀は、生まれたときから「明智」だったのか?/ 本当に美濃土岐家の出身か? ほか)/ 第2章 空白の十年の謎―光秀、放浪する!(息子は父が死ぬまで安心できない!「親の悔い返し」の法則/ なぜ、光秀は道三の味方をしたのか? ほか)/ 第3章 転機の謎―光秀、信長に認められる!(「人材抜擢」は信長独自の手法なのか?/ いつ信長の家臣になったのか? ほか)/ 第4章 出世の謎―使命感とプレッシャーに苦悩する五十代(信長が義昭を追放したのは、時代の要請だった!?/ 光秀が丹波を任された本当の理由は? ほか)/ 第5章 本能寺の変の謎―光秀、信長を討つ!(偏見と誤解がつくった説はちっとも面白くない!/ 遺恨説―パワハラされたくらいで今さら? ほか)

【著者紹介】
本郷和人 : 1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。専門は日本中世史。大河ドラマ『平清盛』など、ドラマ、アニメ、漫画の時代考証にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • チャーリブ さん

    明智光秀というと本能寺の変をめぐる謎で注目されるが、実際はどんな生き方をした人物だったのだろうか。本書は歴史的資料をもとにその人生を推定している。光秀は、悲運な境遇にもめげずに常に上を目指した有能な努力家だったようだ。運を引き寄せて信長に出会い、そのトップ3まで出世した光秀がなぜ本能寺の変を引き起こしたのか、さまざまな説があるが、著者は「四国説」を本命としている。ある行為を今やらなければ生涯できないと思いつめたとき人は道を踏み外すのではないか。○

  • スー さん

    69こちらは当時の資料から明智光秀を読み解く、光秀は比叡山焼き討ちでは手柄を立てる為にノリノリだった!実際これから光秀は出世していく。宣教師は光秀をハゲで策謀好きで人から嫌われ性格が悪いと評価されていた、これは今までの光秀とは違う一面で面白い。本能寺黒幕説も朝廷説は武家が朝廷をそんなに重んじていなかったとして×足利義昭説も義昭を見限った光秀が動くとは思えないので×秀吉に負けたのは光秀は誰かの下でこそ力を発揮出来る人で新しく作るのが苦手な人だったから。読みやすく楽しく読めました。

  • かい さん

    読みやすく、わかりやすい。明智光秀という人を評価しすぎず、丁寧に事実から分析している。明智光秀は本能寺の変によって自由になれたのか。信長のもと計り知れないプレッシャーを感じ、ブラック企業顔負けの働きで走り続けた状況から抜け出したという点で自分の意志で行動できたのが本能寺だったのだろう。歴史を知ることは、その時代の計り知れない文化や考えを学び現代に生きる人としてどう生きていくかを考えることにつがなる作者の言葉に心を打たれた。

  • shinko0925 さん

    謀叛人の視点から、歴史を見る。その謀叛が、歴史の勝者が語るような、単なる個人的な怨念や野望から起こされたものでなく、「ある必要に応じて」起こされたものなのであれば、後に、戦のない平和な江戸時代が訪れる(麒麟がくる)ターニングポイントになった、と捉えることもできるのでしょうか。光秀の真意とは。謎は、深い。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    我々一般人には、光秀が実際はどんな人だったかの真実を探求する役割は無い。いろんな諸説で展開される歴史ドラマを楽しめばいいと思う。 本能寺の変については、諸説あるようですが、きっと複数の要因があるのでしょうね。 いずれにしても、戦国の世なので、部下をマネジメント出来なかった信長に最大の原因があるのでしょう。 知らんけど(笑)

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人物・団体紹介

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本郷和人

東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史

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