9の扉 リレー短編集

北村薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838720040
ISBN 10 : 4838720041
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
20cm,260p

内容詳細

「猫」が「コウモリ」を呼び、「コウモリ」が「芸人」を呼ぶ…。一言のキーワードが次の物語へと引き継がれ、思いがけない展開を呼ぶ。9人のミステリ作家による、冒険心と遊び心いっぱいのリレー短編集。

【著者紹介】
北村薫 : 1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を受賞。また、「謎のギャラリー」シリーズなどアンソロジーの編者としても活躍している

法月綸太郎 : 1964年島根県生まれ。京都大学法学部卒業。在学中は京大推理小説研究会に所属。88年に『密閉教室』で作家デビュー。2002年「都市伝説パズル」で日本推理作家協会賞(短編部門)、2005年『生首に聞いてみろ』で第5回本格ミステリ大賞を受賞する

殊能将之 : 1964年福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。99年『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー

鳥飼否宇 : 1960年生まれ。九州大学理学部卒業後、出版社勤務。2001年に『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。奄美大島在住

麻耶雄嵩 : 1969年三重県生まれ。京都大学卒業後、91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー

竹本健治 : 1954年兵庫県生まれ。東洋大学哲学科中退。77年、「幻影城」に『匣の中の失楽』を連載してデビュー。99年には『入神』で漫画家デビューも

貫井徳郎 : 1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年に第4回鮎川哲也賞最終候補作『慟哭』でデビュー

歌野晶午 : 1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年刊の『葉桜の季節に君を想うということ』では「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」でともに第1位に選ばれ、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞も受賞した

辻村深月 : 1980年生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hirune さん

    次の人にお題を回していくリレー短編集でした。前の人の内容を取り入れたり、結構遊んでる感じで楽しかったですね♪貫井徳郎さんと歌野晶午さんの主人公の災難は小心でケチな私には読んで辛かった^^; 奥さんと娘さんの命はお金には代えられない、ということなのかな?でも、何度も何度も大切なものを置き忘れたり失くしたり盗られたり!少しは懲りて用心しろよ〜、と言いたい気持ちでいっぱい…。最後の辻村さんできれいに纏まって良かったです。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    白い扉のその先は猫とくしゃみの国でした。世界の果てにはまた扉。さあ、合言葉の鍵を回して躊躇わず次の物語へ旅立ちましょう。コウモリ、蜻蛉、飛び石、次の鍵は何でしょう。殺人、自殺、金融危機にオレオレ詐欺、物騒な事件で繋がる世界は狂ったお茶会の席をずれていくよう。最悪の下にはまだ落ちていく下があり悲惨も過ぎれば滑稽へと変じます。何処まで進めばいいのでしょう。席替えが巡り巡って最初の椅子に戻るように、地球は丸いものなので最後の扉を開けたならきっと帰って来られます。ほら、掠れた猫の声が聞こえるでしょう。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    リレー短編集。前者の設定を生かした本編に加え、辻村さんをアンカーに指名した歌野さんが個人的にはMVP。

  • エンブレムT さん

    好きな作家さんと食わず嫌いな作家さんが混在しているという、個人的にドキドキ度の高い本でした。で、リレー短編集とは1つの物語をつなげていくモノじゃないんだ?という、基本的なところから驚いてたんですが・・・。やー、さすがミステリー界の一流ドコロが揃ってるだけあって面白かったです!連作になってたりパラレルワールドのように重なってたり、遊び心満載で楽しめました。お題をまわす時のコメントやあとがきにもニヤリ。

  • chichichi さん

    次の執筆者とお題を指定してリレーする9つの短編集。北村薫さんのアイデアから生まれたとのことですが楽しかったです。9名のうち、何と6名が初めましてでしたが今回が良い機会となり興味を持つ事ができました。とても短いお話なので正直少し物足りなさを感じますが、7走者目からのアンカーまでのラストスパートは正にリレーの観戦の様で特に楽しめました!アンカー辻村さんのゴールの仕方、いいですね〜。

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北村薫

〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年「空飛ぶ馬」でデビュー。「夜の蝉」で日本推理作家協会賞受賞。ほかの著書に「ターン」など。

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