越境する宗教 モンゴルの福音派 ポスト社会主義モンゴルにおける宗教復興と福音派キリスト教の台頭 東北アジア研究専書

滝澤克彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787715012
ISBN 10 : 4787715011
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
283p;20

内容詳細

《モンゴルの民主化とキリスト教》

70年近く続いた社会主義体制が崩壊し、
急激な変化に晒されたモンゴル国で、
教線を急拡大していった福音派キリスト教。

複雑な要因が絡み合うなかで起こった
「宗教の越境」という現象を丁寧に解きほぐし、
流動化が増す現代社会において
宗教を捉える新たな視座を提供する。

民主化はモンゴルに宗教の自由化をもたらした。「宗教の復興」は、主に社会主義時代も密かに人々によって維持されてきた仏教の復活を表していたが、既存の宗教の復興以外でもっとも顕著な出来事がキリスト教の台頭だった。
信教の自由を獲得した人々の一部は、なぜ「伝統的」な仏教ではなく別の宗教へ向かっていったのだろうか。体制移行期の混乱にともなう一時的な現象なのか、それとも、社会主義の歴史的影響なのか、あるいは、よりグローバルなキリスト教の動きと連動しているのか。
本書では、この現象を現代世界における「宗教の越境」の一つとして捉える。「宗教の越境」といっても、それはきわめて複雑な諸過程の複合であり、それを可能としている諸条件を、モンゴルの現状と歴史から、丁寧に解きほぐしていく作業が大部分を占めることになるだろう。
????著者

【著者紹介】
滝澤克彦 : 1975年生まれ。2008年、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)、2008年、現在、長崎大学多文化社会学部准教授。宗教学、モンゴル研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • funuu さん

    モンゴルは300万人。半数が首都ウランバートルに暮らす。世界でももっとも大気汚染がひどい都市のひとつ。例えば、「父はキリスト教に改宗することがなかったから、残念ながら地獄に行くと思う。」と言ってしまうような福音派の感覚は、仏教徒にはなかなか理解できない。あらためて、世界に布教してきたキリスト教の強さを知らされる。

  • 活字の旅遊人 さん

    キリスト教福音派、おそるべし。「世界史」は、キリスト教による侵略史という面があること、それは現在進行形であること、日本もいろいろ抵抗してきたけど徐々に染まってきていること、なのに多様性を唱えていること。

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