ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

春日武彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781619972
ISBN 10 : 4781619975
フォーマット
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

俺たちはどう死ぬのか。数えきれぬ患者を診察してきた精神科医と、数えきれぬ短歌を日々読み、また書き続ける歌人。万巻の書物に耽溺してきた2人が、安楽極まるソファのある精神科医の自宅で、猫を相手に語り尽くす、今もっとも考えなければならない死と生についてのすべてのこと。

目次 : 俺たちはどう死ぬのか?/ 俺たちは死をどのように経験するのか?/ 俺たちは「死に方」に何を見るのか?/ 俺たちは「自殺」に何を見るのか?/ 俺たちは死を前に後悔するのか?/ 俺たちは死にどう備えるのか?/ 俺たちは「晩節」を汚すのか?/ 俺たちは「変化」を恐れずに死ねるのか?/ 俺たちは死を前に「わだかまり」から逃げられるのか?/ 俺たちは「死後の世界」に何を見るのか?/ 俺たちにとって死は「救い」になるのか?/ 俺たちは「他人の死」に何を見るのか?/ 俺たちは「動物の死」に何を見るのか?/ 俺たちは一生の大半を費やすことになる「仕事」に何を見るか?/ 俺たちは、死にどんな「幸福」の形を見るか?

【著者紹介】
春日武彦 : 1951年京都府生。産婦人科医を経て精神科医に。現在も臨床に携わりながら執筆活動を続ける

穂村弘 : 1962年北海道生まれ。歌人。90年、『シンジケート』でデビュー。現代短歌を代表する歌人として活動するとともに、エッセイ、評論、絵本、翻訳などを手がける。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞を受賞

ニコ ニコルソン : 宮城県出身。マンガ家。2008年『上京さん』(ソニー・マガジンズ)でデビュー。『ナガサレール イエタテール』(第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しいたけ さん

    カッコつけではない本音の「死」への考察、というかお喋り。ゆるゆる・ぐだぐだ話す言葉だからこそ、構えずに自分の考えを乗せていける。「ヘタレ系ひとりっ子同士」のふたり。おじさんだけでのお喋りを、女の私はもちろん聞くことがないので、とても興味深く読んだ。しかもかなりユニークなおふたり。「天国にはゴキブリもいる」という話以外は楽しかった。

  • 空猫 さん

    Dr.春日と穂村氏の対談二冊目。今回は「死」が大まかなテーマ。途中にマンガが挟まっていて、ツラツラと読むには具合が良い。「ヘタレ系一人っ子同士」とは言えやはり鋭い視点もあり。『君たちはどう生きるか』を「伯父さんのいる家族願望」だという話が興味深かった。タイトルは「神」の字が「ネコ」に崩れての言葉。本や映画の話題も多く、読みたい本がまた増えた。

  • ばんだねいっぺい さん

    春日先生と穂村さんによる死を巡る対話。春日先生のニタニタ笑いながらのブラックユーモアを短歌で中和していく穂村さんという感じがした。

  • pirokichi さん

    精神科医の春日武彦さんと歌人の穂村弘さんの「死」についての対談。二人は「ヘタレ系ひとりっ子同士」らしい。お互いに気が置けない関係のようで、重いテーマのはずだが何となくまったりとゆる〜く進む。なので、私も春日宅のソファに座ってネコの「ねごと」ちゃんの背中を撫でながらふむふむと聴いている気分になる。二人とも読書家なので引用もたくさん紹介され、また著名人の死に纏わる話など興味深かった。時々挿入されるニコさんの漫画がよい味。巻末の紹介書籍・短歌の一覧は読者に親切。表紙絵画が良いので、必ずカバーを外してみてほしい。

  • スズコ(梵我一如、一なる生命) さん

    「すべて」とか「ならない」とか帯は大層なこと言ってるし、対談の1人は精神科医だしで結構難しげな本かと身構えて手に取りましたが全然違った。どう生きるかを、一応「死に対して」ってテーマっぽくしているけど普通に自分達の興味のある内容を楽しく喋っていて、必ず歌なり関連本の紹介して漫画部分も対談内容をそのまま抜粋して猫の感想を入れる感じで、気軽にサクサク読了。結果読み終わった直後から何も心に残ってない感が。。。呼吸でいう吐く息みたいな感じの読書でした。

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人物・団体紹介

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春日武彦

1951(昭和26)年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医として6年勤務した後、精神科医に転進。都立精神保健福祉センターを経て、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長、多摩中央病院院長、成仁病院院長などを歴任。現在も臨床に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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