「移民」で読み解く世界史

神野正史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781617848
ISBN 10 : 4781617840
フォーマット
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
270p;19

内容詳細

日本政府は少子化対策の一環として外国人労働力を受け入れる法案を可決した。しかし、歴史に目を向ければ国内問題を国外に頼って滅んだ国は枚挙に暇ない。そもそも民族の移動こそが歴史を大きく動かし、世界地図を塗り替えてきた。本書では「植民」「強制移住」「難民」を含む総体的な「移民」を切り口として歴史的教訓を紐解き、日本が歩むべき道を探る。

目次 : 第1章 古代の幕開け―原始から古代の幕開けは「移民」により始まった!/ 第2章 騎馬民族の猛威―騎馬民族が現れたことで世界史は新しい段階に入った!/ 第3章 古代から中世へ―古代の幕引きと中世の幕開けも「移民」とともに始まった!/ 第4章 近世の夜明け―14世紀以降、中世的な要素が一斉に消えていったその背景には…/ 第5章 そして、現代へ…―現在、リアルタイムで移民問題で悶絶する国々。/ 第6章 日本の置かれた現状―我々は歴史から何を学び、どう行動すればよいか。

【著者紹介】
神野正史 : 河合塾世界史講師。世界史ドットコム主宰。学びエイド鉄人講師。ネットゼミ世界史編集顧問。ブロードバンド予備校世界史講師。歴史エバンジェリスト。1965年名古屋生まれ。TV出演、講演、雑誌取材、ゲーム監修なども多彩にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    歴史を紐解き移民の危険性に警鐘をならした一冊だ。なかでも18世紀ポーランドの事例が示唆に満ちている。王権が脆弱になり、諸侯たちが群雄割拠。それぞれ有力諸侯はロシア、プロシア、オーストリアなど地続きの大国を後ろ楯に乱世生き残りを目指す。その結果ポーランドという国家が消滅し大国によって分割されてしまったのだ。一将功ならずして万骨枯るを地で行くエピソードである。ここから得られる教訓は「国内問題の解決に外国を介入させるべからず」だ。そこからふえんして現下日本政府が牽引する外国人労働者受け入れ政策を批判している。

  • gachi_folk さん

    ドイツの移民受け入れ問題でメルケルがバタバタしてた頃、ちょいと気になって購入。これ分かりやすい。移民史の勉強になった。歴史から学ぶ受け入れのデメリットは十二分に理解できたので、次はメリットを連ねたものが読みたいかな。

  • チャー さん

    歴史上の転換点ではその都度大規模な国をまたいだ人の移動が大きく関わっている。要因は主に気候変動であり、温暖期は安定した農耕が行われ、寒冷期には食と生活環境を求めてきた。その際に民族や宗教、土地に対する考え方の違いなどからその都度戦いが行われてきた。歴史は常に勝者が伝えくるものだと社会人になり漸く心得てきたが、まだまだ先入観に囚われた片方だけの見方があったことに気づかされる。移民のニュースは度々取り扱われるが、背景にある事柄と結果を歴史を通じて学ぶとその重要さを改めて知る。人口減少の見方が少し変わりました。

  • ta_chanko さん

    安易な移民導入や外国勢力依存は亡国を招く。一方で、ユダヤ人や新教徒を排除して衰退したスペインやフランスと、それらを受け入れて発展したオランダ・イギリス・アメリカがある。移民に社会や国家が乗っ取られるのは論外だが、主体性を保ちつつ、多様性を受け入れることも必要ではないかと。ただし、日本の言語・習慣・法律が通用しない移民・外国人のコミュニティが乱立することは絶対に防がなければ。

  • azu3 さん

    民族移動とその影響を、世界史の大きな流れの中で把握するには、とても分かりやすい。一方、史実Aは、プラスAにもマイナスAにも解釈可能だが、この著者は、移民=その国にはマイナス、という主張で一貫してる。メルケルはボロクソ言われてる。異物が入り込んで、変容を余儀なくされるのもまた、歴史である、と考える私は、著書の主張には賛同できないが。

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