西遊記 妖怪たちのカーニヴァル 世界を読み解く一冊の本

武田雅哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766425567
ISBN 10 : 4766425561
フォーマット
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
241p;20

内容詳細

映画やマンガにリメイクされつづける『西遊記』は子ども向けの本ではない?長大な物語のあらすじを追いながら、中国の誇る“神怪小説”のなりたちと伝播を、妖怪たちの目線から語りつくす。西天取経の旅とともに、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎがはじまる!

目次 : 序 『西遊記』は子供に読ませるな!/ 1 『西遊記』はどんな本か(『西遊記』三大トリビア/ 『西遊記』を飛ばし読みする/ 『西遊記』ができるまで ほか)/ 2 妖怪たちのカーニヴァル(『西遊記』はどう読まれてきたか/ 『西遊記』はどうして進む?/ 三蔵の肉が食いたい―妖怪たちの証言 ほか)/ 3 ゆれる『西遊記』・ふくらむ『西遊記』(神怪小説の隆盛/ 神怪小説の筆を執る文人たち/ 『封神演義』の誕生 ほか)

【著者紹介】
武田雅哉 : 北海道大学文学部教授。中国文学専攻。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kokada_jnet さん

    武田先生の単著はほぼすべて読んでいて、この本も面白かった。あらすじ、成立史、受容史、類似作品・続編紹介、世界観・キャラクター分析など「西遊記」づくしの一冊。猿の孫悟空については、師匠の中野美代子先生が多数の著書で分析済なので、この本ではもっぱら八戒、沙悟浄についてのお話が主。

  • 金吾 さん

    西遊記の背景がよくわかります。第1章のあらすじは5分で読める西遊記という感じで上手くまとめられています。しかし一番良かったのは第2章の妖怪たちのカーニヴァルでした。食材としての三蔵法師と妖怪の食欲の話は笑ってしまいました。

  • おたま さん

    子どもの頃から、『西遊記』は愛読書だった。しかし、実は『西遊記』は昔から大人が読んできた本(『三国志』や『水滸伝』のように)であり、そこかしこに様々な仕掛けが秘められているという。これまで、この方面では中野美代子が集中的に書いてきたが、今回の武田雅哉の本は、そうした大人のための本としての『西遊記』を前面に出している。特に第U部「妖怪たちのカーニヴァル」に顕著。食欲、性欲、宴会、さらには人肉食にまで踏み込んでいく。完訳本には、そうした点も詳しく描かれているということなので、改めて読んでみたくなる。

  • kenitirokikuti さん

    図書館にて。唐詩の本から脇に逸れて『西遊記』へ。唐詩選の一番目の五言古詩は魏徴の作だが、唐の太宗とその下で宰相だった魏徴は西遊記の登場人物でもあるのだった▲アーサー・ウェイリーは西遊記も翻訳している▲韓国では西遊記完訳は2004年▲『西洋記』(『三宝大監西洋記通俗演義』)。伝国の璽は元の順ミカととともに海外に流出した。永楽帝は鄭和に命じてそれを探させた。という設定。20世紀になってもさほど人気のない小説だったが、南沙諸島あたりの領土領海問題が拗れたころに持ち出された。あの頃の鄭和ブームってアレが原因なのな

  • 非実在の構想 さん

    八戒が好きになった

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