日本美術がワカル本 「女性性」の文化 慶應義塾大学三田哲学会叢書 ars incognita

林温

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766424881
ISBN 10 : 4766424883
フォーマット
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
林温 ,  
追加情報
:
100p;18

内容詳細

味があるのはワカルけど、ホントのところはワカラナイ日本の美術。浮世絵、仏像、水墨画―西洋・中国と比べて見えてくる、「女性性」の伝統をこの一冊でダイジェスト。美術館でもっと感動するための、日本美術がワカル本。

目次 : はじめに―本書は日本美術が“ワカラナイ”という人に向けて書かれている/ 日本美術をワカルための視点/ 男性性と女性性/ モナリザと浮世絵/ 絵画芸術とグラフィック芸術?/ 「日本の美術」とは?/ 日本美術史の区分/ リアリティーという、もうひとつの視点/ 非対称愛とは?/ “三十六人家集”と“平家納経”〔ほか〕

【著者紹介】
林温 : 1955年生。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科(美学美術史学専攻)修了。渋谷区立松涛美術館学芸員、文化庁文化財部美術学芸課主任文化財調査官を経て、慶應義塾大学文学研究科教授。博士(美学、慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    世田谷美術館で、この本の著者・林温氏の講義を聴く機会があり、とても興味を持ったので、著書も読んでみた。美術作品を男性性、女性性という観点で分析している。今の時代、ジェンダーの問題は少し微妙だが、実際の男女ということでなく、対照的な性格を提示するためにそう言っているだけである。現実主義と理想主義、写実性と象徴性といった具合だ。で、日本美術は女性性だそうだ。お話をお聞きすると、確かにそうだと思うし、そういう観点で西洋美術との比較をしてみると、今まで見えていなかったものが見えてきたりする。

  • パット長月 さん

    本書を読んで、ふと昔読んだ現国の参考書「新釈現代文」のまえがきを思い出した。「たった一つのこと」を語る本、薄いが「何でも切ることの出来る丈夫なよく切れる一丁のナイフ」。あ、何となく、なんでわからなかったかがわかった・・・という感じ。思いがけなく、いい本だった。

  • 学び舎くるみ さん

    日本の美術の男性性と女性性が時代によって移り変わっていく様子がサラッと説明されてて、作家の心に近づくには歴史や文学もの素養がいるよねってところに落ち着く。で、どこから手をつけたらいいの?ってあたりが、少しわかった気がする。

  • sou さん

    薄い割に話がアッチコッチに飛ぶので読むのが大変でした。日本美術のデザイン的発想(著者は「構成主義」と命名)という考えが面白い。法隆寺も和歌も非対称だとか、源氏物語絵巻の構図とか。著者は「女性性」vs「男性性」をプッシュしたいようですが、個人的には「構成主義」をタイトルにした方が内容を表している気がしました。

  • it さん

    女性性・男性性で振り分けるのが、著者もあれこれエクスキューズを入れながら書いてるのはわかりつつも「えっ?」っとなって… 

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