歴史としての大衆消費社会 高度成長とは何だったのか? 総合研究 現代日本経済分析 第2期

寺西重郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766424478
ISBN 10 : 4766424476
フォーマット
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;22

内容詳細

敗戦の瓦礫のなか、日本は生活文化の全面的な西洋化・アメリカ化を「さしあたって」決意した。大衆消費社会、分厚い中間層と高度成長はそこから生まれ、その後の経済停滞はこうした歴史理解の取り違えから生じた。そして現在、われわれの生活文化感覚は着実に伝統回帰しつつある。21世紀日本のあり方を考えるには、鎌倉時代に始まり江戸時代に完成した日本伝統の資本主義が育んだ文化と精神を再評価し、1000年の歴史のなかで戦後70年の意味を問い直さなければならない。戦後70年、高度成長の「呪縛」を乗り越え日本再構築に向けた針路を示す!

目次 : 第1章 本書の目的/ 第2章 消費の社会的枠組み/ 第3章 二つの消費経済社会/ 第4章 近代化戦略における戦前・戦後/ 第5章 大衆消費社会の出現と衰亡/ 第6章 消費社会の今後/ 第7章 結語 高度成長の呪縛を越えて

【著者紹介】
寺西重郎 : 一橋大学名誉教授。1965年一橋大学経済学部卒業、70年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、83年経済学博士(一橋大学)。1970年一橋大学経済研究所専任講師、73年助教授を経て84年教授、2004年名誉教授。この間、1976〜78年イェール大学客員教授、85〜86年オーストラリア国立大学客員教授。2006年より日本大学大学院商学研究科教授などを経て、2015年より一橋大学経済研究所非常勤研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    日本の経済社会を歴史的な観点と、寺西先生が最近書かれてきた宗教的な色合いを含めての消費社会を分析しておられます。二つの消費社会ということで西洋型の大量生産・大量消費型と日本型の、消費者と生産者の協同により品質や商品の革新を行うタイプの消費経済社会があることを説明するのが主体となっています。やはり哲学的な側面が多く亀井勝一郎までが出てきます。読みがいがあります。

  • 遠藤 a.k.a. Kon さん

    視野が広い。あとでまた読む。

  • ひらっち さん

    日本の消費行動を鎌倉新仏教に端を発して論じた作品は初めて見た。物凄く興味深い作品だった。。

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