旅の書物/旅する書物

松田隆美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766422610
ISBN 10 : 4766422619
フォーマット
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21

内容詳細

探書は愛書家を旅に駆り立て、書を携えて旅に出れば、未知との遭遇が旅行記に結実する。旅と書物の緊密な関係を3つの視点“探書と旅”“旅の記録と旅の実際”“フィクションと旅”から分析する9篇の論考。

目次 : 1 探書と旅(旅と文献情報の収集―16世紀コンラート・ゲスナーの場合/ 「よりよいテクスト」探索の旅―サー・トマス・マロリー『アーサーの死』をめぐる数奇な出版事情と編集者たち)/ 2 旅の記録と旅の実際(2つのローマ―「旅の書」にアイデンティティの上書き利用を読む/ 旅の書物/旅する書物―近代イギリスのイタリア旅行記とガイドブック/ イブン・バットゥータの上エジプト紀行―喜捨と歓待をめぐる一考察/ 「通信使記録」からみた使節団の庶民芸能見物)/ 3 フィクションと旅(フィリップ・ド・シャンパーニュ作、通称“煉獄の魂”再考―「勝利するキリスト」図像の視点から/ 『ガリヴァー旅行記』をめぐる東西文献交渉史/ 中国古典文学に見る雅と俗の「旅」)

【著者紹介】
松田隆美 : 慶應義塾大学文学部教授(中世英文学、思想史)。ヨーク大学大学院博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • うえ さん

    「ヨーロッパの旅行案内の歴史を遡ると中世の巡礼案内に行き当たる。巡礼は最初の制度化された旅であり、中世後期には主要な巡礼地を対象として巡礼案内が書かれるようになる。ローマ巡礼案内には、4大教会をはじめとする市内の主要な教会や史跡を巡ることで得られる贖宥、そしてそこで目にすることができる聖遺物の数々が詳細に記されている」「19世紀になって中産階級も対象とした観光旅行へと大衆化してゆくにつれて数多くの旅行案内がイギリス人向けに執筆され刊行された。そこにはイギリス人の価値観や…イタリアに対する優越感が読取れる」

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