年金、民主主義、経済学 再分配政策の政治経済学

権丈善一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766421965
ISBN 10 : 4766421965
フォーマット
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
482p;22

内容詳細

現在の年金制度改革の筋道を描いた中心人物が、今日までの改革のプロセスをたどりつつ、政治家、官僚、エコノミスト、メディア等の主張や動向を切れ味鋭く批評。この10 年余りの年金論争を総括し、次なる改革の道筋を示す!
民主党による政権獲得前夜から今日まで、混迷と激動が続く日本社会を権丈教授が斬る。医療介護・社会保障関係者への講演録や雑誌掲載エッセイなどを中心にまとめた特別編集版。折々の政治経済状況を織り交ぜながら、医療介護、社会保障問題はもちろん財政、民主主義など多彩な論点を取り上げ、日本の将来像を語る。


【著者紹介】
権丈善一 : 慶應義塾大学商学部教授。博士(商学)。1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年同大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、2002年より現職。この間、1996年〜1998年ケンブリッジ大学経済学部訪問研究員、2005年ケンブリッジ大学ダウニングカレッジ訪問研究員。公務では、社会保障審議会、社会保障国民会議、社会保障制度改革国民会議、社会保障制度改革推進会議の委員や社会保障の教育推進に関する検討会の座長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Francis さん

    東洋経済オンラインの権丈先生の記事に惹かれ、積読していたこの本を読んだ。「未納が増えて年金は破綻する」「若い世代は損をしている」「積立方式に移行すべきである」と言う21世紀が始まってから世に蔓延った年金に関する謬説を木端微塵に批判。自分も年金に長い間携わってきたが、これらの謬説に振り回されてしまい、誠に恥ずかしい。同時に権丈先生には心から感謝したい。それにしてもおかしな言説を振り回す経済学者が多すぎる。権丈先生によるとそれは「憎しみ」から来るらしいのだが、自分の知り合いの言動を見てとても共感できた。

  • 脳疣沼 さん

    いやあ、自分も民主党政権に期待して、積立方式論者の本ばかり読んできた過去があるので、なんとも言えない気持ちになる。読書メーターでも、積立方式論者の本を高評価した私のレビューが残ってるので恥ずかしい限り。最近も年金受給資格の短縮が閣議決定され、脊髄反射で、良いことだと思ったのだが、本書を読むとなかなか微妙な問題である。制度を正確に理解することの大切さと、その困難さが分かる。

  • k.f さん

    我々が大学などで学んでいる経済学はこの本でいう”右側の経済学”で一度その前提から離れて経済学を経済史のように歴史で追い、違う価値観を持った経済学から社会保障を考えてみることの重要性に気づかされた。経済学を勉強するにも良い一冊だ。

  • Yosuke Hashimoto さん

    社会保障は産業界からみたらタンコブみたいなもの。バイアスがかかった情報が流布しやすい。 65歳以上人口を支える20−64歳人口は、1970年は8.4人、2010年は2.6人、2050年は1.2人。非就業者を支える就業者数で言うと、1.04人、1.05人、1.10人と大きな変化はない。高齢化により分配される側は想定通り増えていくが、分配する側をどう確保するか。無職、専業主婦、高齢者等かつては「非就業者」だった側が参加しやすい労働環境整備が制度の持続可能性のキモだろうと思った。

  • mock-shiki さん

    専門家とか、政策とか。年金以外の分野でもと思うと薄ら寒い。

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