革命と騒乱のエジプト ソーシャルメディアとピーク・オイルの政治学

山本達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766421415
ISBN 10 : 4766421418
フォーマット
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

エジプトで、何が、起きているのか。2011年の革命、2013年の騒乱とその後を、情報通信技術とエネルギー関連技術の視覚から鮮やかに読み解く、俊英の快著。

目次 : 序章/ 第1章 タハリール1―誰も予測できなかった政治変動/ 第2章 革命2・0―新しい時代の「革命」か?/ 第3章 ソーシャルメディア時代の民主主義/ 第4章 タハリール2―予見された政治変動/ 第5章 エネルギー環境の変化/ 第6章 ポスト・イージーオイル時代の国際関係論/ 第7章 市場vs.地球―「有限」な地球における無限成長という矛盾/ 終章 縮小社会のマネージメント

【著者紹介】
山本達也 : 清泉女子大学文学部地球市民学科准教授。NPO法人もったいない学会理事。1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。シリア国立アレッポ大学学術交流日本センター主幹・客員研究員、国際協力機構(JICA)準客員研究員、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、日本国際問題研究所中東政治変動研究会委員などを経て現職。専攻は、国際関係論、公共政策論、情報社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • coolflat さん

    ソーシャルメディアとピークオイル、二つの観点から「アラブの春」がいかにして起こったかを紐解く。前提としてソーシャルメディアの普及で民主化が進むという因果関係はないということ。まず政治状況に対する不満という「火種」が存在し、ソーシャルメディアがマッチの点火を助ける「横薬」になるという点。またピークオイルの観点から、エジプトのように枯渇性資源に依存した社会は資源のピークが過ぎると、それまで抑えられていた市民の不満が余剰エネルギーという対価で抑えられなくなるという点。市民の不満という“火種”ができあがるわけだ。

  • Kenji Suzuya さん

    前半部は動員形態に変化を与えるソーシャルメディアに着目。後半部はエネルギーコスト(採掘のための投入エネルギーと回収エネルギーの比率)に着目した、経済成長に対する資源制約と持続不可能性の議論。いずれも通常の政治学(・経済学)に欠落しがちな視点であり、重要な指摘である。ただし、既存の議論の紹介が中心である。一方で、エジプトを事例として取り上げてはいるものの、そこへの立ち入りは浅い。結果として、視角と事例の双方について中途半端になってしまっている。

  • N.A.O さん

    要再読。 →@エネルギーの視点だけでなく,ITをカバーしているので,そちらの視点からもいずれ活用できるが,とりあえずはエネルギーの資料として。

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