錨を上げよ 3 漂流篇 幻冬舎文庫

百田尚樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344429123
ISBN 10 : 4344429125
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
追加情報
:
469p;16

内容詳細

厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する!
天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。


一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹


●あらすじ
麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。野生を剥き出しにした又三が北の荒海で暴れ回る!



【著者紹介】
百田尚樹 : 1956年大阪府生まれ。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」などの番組で活躍後、2006年に『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。13年には『海賊とよばれた男』で第一〇回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミッフー さん

    少し間を開け第三編へ🏃‍♂️何となくこの物語、五木寛之「青春の門」の模倣⁉️硬派度合いでは五木氏に分がありだけど 💦二十代の半ばにして腰を据え一つの道を突き進むどころか、益々暴力的になり職を転々、しまいには北方領土の海でウニ密猟に本気になる主人公又三😓チンピラやヤクザとは常に血を見るイザコザ起こすのに、ソ連警備艇からは常に逃げ回るその姿に失笑🤪恋仲になった大人の女性喫茶店ママ久子、彼女の過去がソープ嬢だと知り激高する又三、「お前ナンボのもんやねん」とツッコミ入れる僕😅さあ、次はいよいよ最終編👍

  • けぴ さん

    又三は大学を辞めて東京へ。麻雀店員、ホスト、右翼団員、パチンコ店員。レコード店でクラシックレコードの担当となり、アルバイトの聡子と一緒に輸入レコードを手掛けるストーリーはワクワクした。聡子と結婚も考えるようになるが大阪の祖母が亡くなり帰省。その間に聡子が心変わり。傷心の又三は北海道に渡り根室で漁師をするようになる。自分で漁船を購入してロシアとの国境でのウニの密漁に手を出してぼろ儲けするが長くは続かずヤクザに取り込まれ身ぐるみを剥がされる。ぼろぼろの又三は久子と今までにない恋をするが束の間の幸せ。最終巻へ。

  • ぼっちゃん さん

    単行本で読んだときに一番印象に残った「嵐」の章。ウニの密漁に明け暮れる破天荒の又三が面白い。4巻へ。

  • aloha0307 さん

    あれだけ苦労して入った同志社大学を中退 放浪の旅のすえ、北海道・根室に流れ着いた又三。ウニの密猟にまで手を染めてしまう。全編に漲る毒気 でもなぜだか続きが読みたくてたまらなくなる...∞に続く女性遍歴 but誠心誠意向き合っているので不埒なところがないのが不思議だ。「喜び・苦しみは意思よりも周囲の環境によって自然に植え付けられる」〜その通りです✿ 己自身がいかに飼いならされてしまった精神なのかがわかり愕然と立ち竦む...

  • 酔拳2 さん

    100%百田先生の実話と思って読んでいたが、これは流石にないか。ウニの密漁船でソ連の船に砲撃されながら逃げ回るって、どうよ?確かに全く勉強してこなかったのに同志社受かるのも無理あるよな。でも、そのソ連船との描写は迫力あって、読み物としてはとても面白い!ボロボロになった主人公を助けた喫茶店のママへの仕打ちはひどいな。これは若干事実が盛り込まれてそう。さあ、ラストはどうなる?

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人物・団体紹介

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百田尚樹

日本保守党代表/創設者。昭和31(1956)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部中退。テレビの放送作家として『探偵!ナイトスクープ』等の番組構成を数多く手掛ける。平成18(2006)年、50歳のときに『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』で第10回「本屋大賞」を受賞。平成23年頃から、政治論

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