読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 藤枝梅安 さん

  読了日：2009/05/31

  幼い一人息子を事故で亡くし、その後妻も亡くした男が、公園で絵を書いているところに声をかけてきた老婆との心の交流の中に、様々な人間模様が織りなされ、つつましく生きる人間の姿が描かれている。ストーリーは特に目新しいものではないが、画家としての経験に裏打ちされた表現の確かさと無駄を省いた文体に惹かれた。多作な人ではないので（画家としての仕事も多い）無理せずフォローしていこうと思う。

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