尾崎翠 モダンガアルの偏愛 KAWADE道の手帖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309740287
ISBN 10 : 4309740286
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
21cm,191p

内容詳細

「第七官界彷徨」をはじめとした作品の唯一無二の存在感で、今なお多くの読者を魅了する尾崎翠の初特集。「第七官界彷徨」初出原稿、逸見広への書簡、単行本未収録エッセイなど貴重な資料を豊富に収録。

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読書メーターレビュー

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  • みどり さん

    やっと高橋武雄の”恋人なるもの”が読めた、が、なんだか「僕はそんな好きじゃなかったが、彼女の精神状態を考えて...」というスタンスにがっかりした。わたしの憧れの人をそんな、しょうがなく付き合った、みたいな扱いをして欲しくなかったな。高橋氏の言い分もわかるが、2人だけの恋の情景が見たかった。まあ、ノンフィクションと小説は違うか。角田光代や今日マチ子など、わたしの好きな人たちも尾崎翠について語っていて、飛び上がるような気持ちになった。好きなものどうしがくっついて、徐々に広がっていく感じがとても嬉しい。

  • take0 さん

    「第七官界彷徨」の『文学党員』初出時の再録、薔薇十字社や創樹社の書籍刊行時の編集者の回想記、作家等によるエッセイ、コラム等、尾崎翠をより深く知りたい人に向けた読本という作り。1979年刊行の『尾崎翠全集』の「付録月報」の文章が再録されていて読めたのが嬉しかった。

  • わんにゃん さん

    「こんなに可愛らしい、玩具おもちゃした、それでいてうっすらとデカダンの香りの憂鬱な田園風景」「けれどもこの二十日大根は、根は土中に下ろしていなくても、未成熟のままはをつまめばともかくもおしたしにして食べられるようなので、完全な玩具の国と化してしまった稲垣足穂の田園風景ほどに乖離的ではない。その中間あたり、天上界と地獄の狭間に、ひどく頼りなげに、まるでモビール彫刻のように風と煙のまにまに漂っている。」という種村季弘さんの解説に納得。「あこがれのように切なく、もはや失われたものの記憶のように淡く。」

  • 紅独歩 さん

    尾崎翠の著作を世に送り出した編集者たちによる「回想 出版の経緯」が好資料。花田清輝によって「再発見」された第七官界の灯火が、消えないように大切にリレーされてきた事がわかって感動的だ。最近のフェミニズム的な読み方は疑問だっただけに、千野帽子氏の一文は嬉しかった。同時代人だった野溝七生子、バトンを渡されたと思しき村田喜代子を再読してみたい。

  • imyaaka さん

    自分は『第七官界彷徨』をただ何度も繰り返し読んでるだけだけど、それぞれ惹かれた人がいたから埋もれかけた作品が読めているんだなあ。 少女漫画を読んでるわけではないけれど、当時の少女漫画論争はもう意味をなさないのかもしれないなと思った。

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