ポール ニザン / 小野正嗣 / ジャン ルオー / 北代美和子

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アデン、アラビア/名誉の戦場 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集1

ポール ニザン / 小野正嗣 / ジャン ルオー / 北代美和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309709505
ISBN 10 : 4309709508
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,323,6p

内容詳細

老いて堕落したヨーロッパに決別し、灼熱のアデンに旅立った20歳の記録を新訳した「アデン、アラビア」と、戦争の犠牲者の悲しみの記憶を繊細な文体で甦らせたゴンクール賞受賞作「名誉の戦場」の2作を収録。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第64回)

【著者紹介】
ポール・ニザン : 1905年フランス生まれ。17年パリの名門リセ、アンリ四世校に進学し、サルトルと出会う。その後共に高等師範学校に進む。26年9月アデンに出発、27年5月に帰国。同年共産党に入党。31年本書『アデン、アラビア』、32年『番犬たち』、33年『アントワーヌ・ブロワイエ』と次々に作品を発表する。38年『陰謀』でアンテラリエ賞受賞。39年共産党を脱党。同年動員され、40年戦死。共産党からスパイ扱いされ作品も無視され続けたが、60年サルトルの序文付きで『アデン、アラビア』が復刊されるやたちまち多くの読者を獲得した

ジャン・ルオー : 1952年フランス生まれ。ナント大学で文学を専攻した後、アルバイトで生計を立てながら執筆活動を続ける。81年パリに移り、書店勤めや、キオスクで新聞・雑誌販売員を勤める傍ら本書『名誉の戦場』を執筆、90年38歳でゴンクール賞を受賞。新人の作品としては40年ぶりの受賞で、一躍時の人となる。戯曲やテレビの脚本でも活躍中

小野正嗣 : 1970年、大分県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第8大学で文学博士号取得。著書に『水に埋もれる墓』(朝日新聞社、朝日新人文学賞)、『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日文庫、三島由紀夫賞)など

北代美和子 : 1953年、東京生まれ。上智大学大学院外国語学部言語学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    世界文学全集完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11684481?sort=book_count&order=desc 漸く1/3(10/30)まで来ました。第十巻は、20世紀前半と後半の仏人作家のカップリングでした。オススメは、『アデン、アラビア』です。続いて第十一巻へ。 https://www.kawade.co.jp/np/special/3677774465/

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    『アデン、アラビア』の不器用なまでの純粋性が懐かしくも疎ましいと感じるのは、私が生きやすくするための偽善を身につけてしまったからだろう。でも確かに20歳という妙な区切りがありながらも宙ぶらりんだった時期は二度と過ごしたくはないものだ。一方、第一次大戦の悲惨さを描いたのは『チボー家の一族』だが、『名誉の戦場』も一見、あっけらかんとしていてそうでもしないと押し潰されそうな喪失感や哀しみを浮き彫りにさせている。ジョセフの消息を問い続けたおばあちゃんと最後の一文に胸を打たれます。

  • のりすけたろう さん

    アデン、アラビア、めちゃくちゃ読みにくくて苦戦しました(´;Д;`)それに比べて名誉の戦場は、読みやすくて楽しめました(*'▽'*)✨次は、鉄の時代、クッツェー初読みです。読めるかな?💦

  • 乙郎さん さん

    「アデンアラビア」素敵な冒頭の文句に惹かれて読む。ストーリー自体は大したことが起きるわけでもない。戦間期の状況を頭に入れてなければ読めない部分もある。かといってこれが駄作かというとそうではない。アデンの様子と思弁に表現の多くが割かれていて、その文章は文句なしに美しいし、当時の若者の絶望も読み取れる。いわば魂の記録であり、ニザンは絶望を書き現すことで終わっている。この絶望から抜け出そうとしたのがセリーヌなのだろう。

  • 秋良 さん

    とっつきにくいアデン、アラビア。解説を読んでなるほどと思うけど、読み直すには体力が必要。名誉の戦場は戦争(公の歴史)と家族(個人の歴史)を絡めた年代記。似たような構造のものを読んだことがある気がすると思ったら、「博物館の裏庭で」だった。

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