タニス リー / 安野玲 / 市田泉

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悪魔の薔薇 奇想コレクション

タニス リー / 安野玲 / 市田泉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309621999
ISBN 10 : 4309621996
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,369p

内容詳細

耽美華麗にして陰惨沈鬱、退廃的で不道徳で官能的な、幻想怪奇の饗宴。「現代のシェへラザード姫」との異名を誇る、ダーク・ファンタジー界の女王が語る9つの物語。世界幻想文学賞受賞作を含む、収録作全篇初訳。

【著者紹介】
タニス・リー : 1947年、ロンドン生まれ。「現代のシェヘラザード姫」とも称される作家。1971年、『ドラゴン探索号の冒険』でデビューして以来、英米ファンタジー界の第一線で活躍、その華麗な文体と官能的な物語は根強い人気を誇る。七十近い長篇、二百以上の短篇は、ユーモア・ファンタジー、ゴシック・ホラー、正統派SFなどさまざまで、ジャンルの枠におさまらない

安野玲 : 1963年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。翻訳家

市田泉 : 1966年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「闇の公子」など耽美な作風で有名なタニス・リーはこの本がお初です。「別離」での老いた美しき吸血鬼の姫への彼女の血によって生き長らえた老従者の少し、背徳的な思慕と姫に使えることになるであろう後継者への嫉妬の描写がしめやかに語られるのでラストの一文の切なさが効いています。表題作はあの病気ですよね・・・。「魔女の二人の恋人」はヒロインの自分中心の陶酔ぶりにウンザリ。「愚者・・・・」は訳あって誑かす側の女性の言い分に賛同します。

  • かわうそ さん

    ファンタジーを読み慣れないせいか耽美で退廃的な情景描写にはどうしても目が上滑りして世界に入り込めない感じになってしまうんだけど、どの作品もストーリーが動き出すと一気に持っていかれた。お気に入りは「別離」「黄金変成」あたり。

  • キキハル さん

    以前から気になっていた本でしたが期待とは違って割とあっさり読み終わってしまいました。耽美風味の大人の童話という感じです。「現代のシェヘラザード姫」と異名をとるのも納得。これは読むよりも語ってもらう方が趣がありそう。戸外でたき火を囲みお酒でも飲みながら。もちろん夜です。臨場感たっぷりに物語られるのはヴァンパイアのお姫様に仕える老僕の話だったり、旅人が乙女をたぶらかして悪魔の薔薇と呼ばれる病を移し狂い死にさせた話だったりの10篇。風が強く吹いて炎が大きく踊るこんな夜には気を付けて。ほらそこに。あなたの後ろに。

  • 星落秋風五丈原 さん

    登場人物ももちろんだが、文章が美しい。「巴里が若く、ういういしく、うるわしい時代であった」(『魔女のふたりの恋人』)など。美しい悲劇が美しい言葉で誘う夢の世界に導かれる。『愚者、悪者、やさしい賢者』は昔話にありがちな三男が一番賢かったですというパターン。『青い壺の幽霊』は素直になれない女性が愛する人を失ってしまう話と中国の民話壺中天を絡めたファンタジー。

  • 鯖 さん

    奇想コレクションは表紙の絵描きさんは固定だからしょうがないんだけれども、表紙だけ浮いてるような…。青い壺の幽霊と別離がとても面白かった。お耽美な世界を堪能しました。

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