シネマの快楽 河出文庫

蓮実重彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309474151
ISBN 10 : 4309474152
フォーマット
出版社
発行年月
2001年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,301p

内容詳細

ゴダール、タルコフスキー、シュミット、エリセ…日本公開時に行なわれた、名作の数々をめぐって映画の達人どうしが縦横無尽に語りあかす、愛と本音がこぼれる名トーク集。さらに、古今東西の映画をめぐって、自由自在に語りあう対談も収録。映画音楽の話や、架空の十夜連続上映会の催しなど、まさにシネマの快楽満載。

目次 : ゴダールらしさの構造―ジャン=リュック・ゴダール『パッション』をめぐって/ なんというナイーヴさ―ゴッドフリー・レジオ『コヤニスカッティ』をめぐって/ 室内のソ連市民社会―ニキータ・ミハルコフ『ヴァーリャ!』をめぐって/ 知を揺るがす宇宙論的変容―アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』をめぐって/ 名づけられないものの相貌―ジャン=リュック・ゴダール『カルメンという名の女』をめぐって/ メロドラマの映画術―エットーレ・スコラ『特別な一日』をめぐって/ 夢の密輸―ダニエル・シュミット『ラ・パロマ』をめぐって/ 記憶の集積、イメージの再生―ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』をめぐって/ 木霊を喚起する力―ビクトル・エリセ『エル・スール』をめぐって

【著者紹介】
蓮実重彦 : 1936年生まれ。映画評論家、フランス文学者。映画関係の著書に「シネマ記憶装置」「監督 小津安二郎」「ハリウッド映画史講義」<映画狂人>シリーズ等

武満徹 : 1930〜’77年。作曲家。代表作に「ノヴェンバー・ステップス」等。映画音楽に勅使河原宏監督「砂の女」、大島渚監督「愛の亡霊」等。著書に「武満徹著作集」等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 燃えつきた棒 さん

    思っていたとおり、僕にはピンと来なかった。 それが、いまだに年に150本ほども映画を観ている彼らと、学生時代こそそれ以上観ていたものの、それ以来すっかり映画館から遠ざかってしまった僕との映画的素養の違いなのか、彼我のハビトゥス(性向)の違いなのかは分からない。/

  • しゅん さん

    公開対談を中心に構成された映画対談集。『ミツバチのささやき』に西部劇を感じるというのはなるほどと思ったし、エリセ改めて見たくなった。蓮實重彦が映画音楽についてこんなに触れている本はないんじゃないか。武満徹が映画について語っているのははじめて読んだと思う。子供の時に、映画を浴びるようにみていた世代なんだなと実感。ウディ・アレンについて蓮實が厳しいのは映画史文脈の忘却からきている。となると、「映画なんて知るか」という態度で映画を撮っている鈴木清純を称えるということは、めっちゃ清純好きってことだな。

  • Bartleby さん

    批評家・蓮實重彦と作曲家・武満徹との映画対談。はじめは一武満ファンとして手に取ったが、観る映画選びに重宝させてもらっている。両者の趣味は大きく違っているが、その上で歩み寄ろうとしているところが随所にうかがえる。小説の好みもそうだが趣味の違いというのは味覚と同じで和解不可能だしそれでよいと思うけれど、その上での妥協を許さない2人の対談というのがスリリング。しかし武満氏の娘さんのあとがきによると、氏は対談では明かしていない好きな映画もあるそう。わかる、下らないと分かっていながらどうしても惹かれるものはある。

  • TOMYTOMY さん

    武満さんの娘さんの、あとがきが何とも良い。 このシネフィルのめんどくささというか、永遠とああでも無いこうでも無いと話せる訳です。 観てないと癪だし、好きな映画を貶されると擦り寄りながら、反転させようとするw

  • gorgeanalogue さん

    再読。二人して「シネマの快楽」に溺れているのが「勝ち負け」関係なくなんとも楽しい。武満の詩的な感想は蓮實に記号論的に回収されてしまうように見えるのだが、(楽しみながら)異化されているのは(構図として淀川長治との鼎談にやや似て)蓮實先生の方でしょう。

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人物・団体紹介

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蓮実重彦

1936年東京に生まれる。東京大学文学部フランス文学科を卒業の後、パリ大学に留学、フローベール『ボヴァリー夫人』に関する論文で65年博士号。東京大学教養学部教授を経て、同学部長、副学長をつとめ、99年4月に東京大学26代総長に就任。『凡庸な芸術家の肖像―マクシム・デュ・カン論』で88年芸術選奨文部大

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