ティムール ヴェルメシュ

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帰ってきたヒトラー 上 河出文庫

ティムール ヴェルメシュ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464220
ISBN 10 : 430946422X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森内薫 ,  
追加情報
:
292p;15

内容詳細

ヒトラーが突如、現代に甦った!周囲の人々が彼をヒトラーそっくりの芸人だと思い込んだことから勘違いが勘違いを呼び、本当のコメディンにさせられていく。その危険な笑いで本国ドイツに賛否両論を巻き起こした問題作。本国で二五〇万部を売り上げ、映画は二四〇万人動員、世界四二言語に翻訳された空前のベストセラー小説の待望の文庫化。著者による原注付き。

【著者紹介】
ティムール ヴェルメシュ : 1967年、ドイツのニュルンベルクに生まれる。エルランゲン大学で歴史と政治を学ぶ。ジャーナリストとしてタブロイド紙の“アーベントツァイトゥング”紙、“ケルナーエクスプレス”紙のほか、“シェイプ”誌など複数の雑誌でも活躍

森内薫 : 翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒。2002年から6年間ドイツ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    歴史改変SFのようにも見えるが、むしろ思考実験といった手法だろう。1945年に自殺したヒットラーが、突如2011年のベルリンに現れたら、というのが物語の起点であり、同時に根幹である。双方に大いなる違和と軋轢が生じるはずだが、ヒトラーの方は案外にも、現代の世界情勢とドイツ政治、あるいはその後に開発・実用化されたモノ(例えばコンピューター)などを次々にすんなりと受け入れてゆく。物語の主眼がそこにはないからだろうが、読者としてはそのことに多少は違和感を感じざるを得ない。ヒトラーの語りが幾分か面倒なところも⇒

  • 青蓮 さん

    読友さんの感想から。ヒトラーが蘇って現代にタイムスリップ。周りからはヒトラーそっくりの物真似コメディアンとして扱われるヒトラー。彼のちぐはぐな言動が笑いを誘います。思っていた以上に面白くて凄く引き込まれました。ナチスやヒトラーについては詳しくないけれど、それらの知識があればより楽しめる内容かと思います。勿論、知らなくても充分楽しめますが。映画にもなったみたいなので、そちらも見たいです。続きが気になるので、早速下巻へ。

  • 🅼🆈½ ユニス™ さん

    かつて数百万人を死に追い込んだ人物のストーリーに、クックッと一人笑いを堪えている。下巻へ❗️

  • Willie the Wildcat さん

    状況の咀嚼と言動の解釈。踏まえた結果の関係性の妙。ブレない軸と、周囲の先入観・偏見が齎す復活の狼煙。失業者問題などによる政治不信を脳裏に焼き付けるも、大団円に構えず日々の生活から垣間見る政治的問題に焦点を当てるのがミソ。加えて、不満を口に出さない国民性を突くかのような戦略が巧妙。才能ともいうべきだが、エスニックジョークを含めた比喩も、自身ではなくあくまで他者の言動を引き出す空気の醸成。個からチーム、そして組織への変貌。これら一連の流れが、ごくごく自然な点が笑えない。予想していたよりシリアス感が滲む。

  • Shintaro さん

    映画は文句なく面白かった。これまでのところ割と原作に忠実です。現代に現れたヒトラーは、再び誤りを繰り返すことなく、格段に注意深くなっている。ゲッペルスやリーフェンシュタールで証明済みであるが、メディアの力も十分認識している。テレビやインターネットの威力にも。コメディではあるが、現代への警鐘でもある。この夏リオ、そして2020東京と、日の丸への共感が最も高まるイベント、オリンピックが控えている。愛国心、それは二度目の政権を握った阿部晋三が最大限に利用しようと考えているものだ。諸君、ゆめゆめ警戒を怠るなかれ。

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ティムール ヴェルメシュ

1967年、ドイツのニュルンベルクに生まれる。母親はドイツ人。父親はハンガリー系移民。大学卒業後、大衆系タブロイド紙の記者として働き、ゴーストライターとして複数の本も執筆。2012年に、初めて自分の名前で発表した小説『帰ってきたヒトラー』は、ドイツ作家の処女作としては過去100年のうち、もっとも大き

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