アメリカは中国に負ける 日本はどう生きるのか 河出文庫

孫崎享

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309418414
ISBN 10 : 4309418414
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
孫崎享 ,  
追加情報
:
288p;15

内容詳細

中国がますます大国化している。購買力平価GDPはアメリカを抜き世界一となり、貿易、軍事力も伸張、科学論文数、金融機関などでも中国が上位を占めるようになった。そうした中、日本はアメリカの傘に頼るだけで大丈夫なのか。米中関係が緊張を深める今、“ポスト真実の政治”時代の国際協調を探る日本外交の道はどちらか。先見の書『不愉快な現実』を大幅に増補加筆、待望の初文庫化。

目次 : 第0章(増補) 中国が米国を抜くのは現実化している/ 第1章 中国が超大国として米国を抜くか/ 第2章 東アジアに対する米国戦略の選択/ 第3章 日米同盟は日本に繁栄をもたらしたか/ 第4章 中国の軍事戦略/ 第5章 日本には中国との紛争を軍事的に解決する手段はない/ 第6章 中国が抱える課題/ 第7章 ロシア・北朝鮮にどう対応するか/ 第8章 戦略論で東アジアを考える/ 第9章 日本の生きる道―平和的手段の模索

【著者紹介】
孫崎享 : 1943年、旧満洲鞍山市生まれ。東京大学法学部を中退し、外務省入省。ハーバード大学国際問題研究所研究員、ウズベキスタン駐箚特命全権大使、外務省国際情報局局長、イラン駐箚特命全権大使、防衛大学校人文社会科学群学群長などを経て、東アジア共同体研究所理事・所長。著書に、『日本外交 現場からの証言』(山本七平賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • あすなろ さん

    未だに我が国のスタンスは明治期の福沢諭吉が論じた脱亜論のままであると冒頭にある。つまり日本優位説に基づいたままだという。しかしそんな事はないと断じる。それら論証がとても興味深い。米国分析・経済・武力等多岐に亘る。そのなかで、例えば米国の核兵器の傘の下に我が国は居るのかと論じる。それにはないと断じる等多数勉強になる。ここには我が国報道では出ていない事実がきっと多数ある。そしてそれらは外務省らしい視点を交えながら国家間相互依存による解決法を提示し収斂するのである。我が国の国際的立ち位置を考えるに良書であった。

  • Lara さん

    中国は随分前に、日本を抜いてアメリカに次ぐ経済大国になった。軍事力ものばし、アメリカに次ごうとする。アメリカと中国の関係を見つつ、日本はどう振る舞ったら良いのか?10年前に書かれた本書は、ほぼ予想どおり、とのこと。私には、ちょっと難解でした。

  • kaede0914 さん

    中国の今後と、日米同盟関係について、外交官の経験から、考察されている。ニュースだけでは、掴むことが出来ない内容が多く記載されており、本著は約10年前に述べた著者の考えを2021年時点における追記も記載されている。 1年単位で、再読して、記載された内容と状況を読み合わせしていこうと思う。

  • ピラックマ さん

    鳩山ブレーンの一人として10年前ぐらいは頻繁にメディアでもお見かけし、対米従属からの脱却を語っておられたように思うが、民主党政権の崩壊とともに一線からは姿を消した印象。但し中国の存在感が強力に増す中、10年前に書かれた本書の意義は今も健在だ。日本人のかなりの人々は、150年前同様、日本人はアジアで特別な人種だと思いたいのかもしれない。その筆頭は前々首相を筆頭とした面々とメディアでしょうね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

孫崎享

1943年、旧満州生まれ。東京大学法学部を中退後、外務省に入省。英国、ソ連、イラク、カナダに駐在。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授などを歴任。現在、東アジア共同体研究所所長。主な著書『戦後史の正体』(22万部のベストセラー。創元社)、『日本外交 現場からの証言』(山本

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品