安政三天狗 河出文庫

山本周五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309416434
ISBN 10 : 4309416438
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
240p;15

内容詳細

鵜殿甲太郎は、吉田松陰の密命を帯び、尊皇討幕運動のさきがけとして陸奥に向かった。さらにもう一つの使命も託されている。甲太郎を仇として追う弟妹、同じく隻眼の少年剣士金太、さらに歴史を裏から操る山奥の謎の民巨勢一族。国難を打開する“資金”をめぐり、波瀾万丈の展開が…時局への抵抗も読み取れる長篇初文庫。

【著者紹介】
山本周五郎 : 1903年、山梨県生まれ。作家。関東大震災で被災し、神戸に転居、地方紙に職を求める。上京の後、千葉県浦安に移り、作家活動に入る。報道班員を辞退するなどの戦中時代を経て、戦後は横浜に居を定め、旺盛な作家活動に入る。映画化された作品も多数。また直木賞など数々の文学賞を辞退したことでも知られる。1967年逝去。その業績を顕彰し、山本周五郎賞が設けられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ワッピー さん

    鵜殿幸太郎が脱藩をしたのは、師吉田松陰から東北列藩で尊王討幕の火の手を上げること、資金となる金山の探索を命じられたためだった。藩の追手、代官所の下っ引の子供、そして食い詰め浪人2人に、鼬1匹を引き連れて珍道中。「鞍馬天狗 角兵衛獅子」の系列に入る作品で、当時の国策に従ったジュブナイルです。この時代は、児童文学頭巾だけではなく、時代色頭巾も被って読まないと辛い作品もありますが、さすがは山周、シリアス・コミカルつきまぜて、バランスよく仕上げています。解説にもある「楽天旅日記」も陰謀とのどかさが程よいオススメ。

  • ふじ さん

    1939年に発表された作品。思っていたのとは違って幕末の時代ではあるが、どちらかと言えば冒険活劇的な内容だった。 幕末なのに読みやすい内容だった。

  • 山内正 さん

    萩毛利藩で三年勤めた 鵜殿甲太郎は江戸に出て吉田松陰に出会いこれからは幕府では無く 一民として国を治める事になる様 奥羽の諸藩に勤王を説いてくれと その軍資金として銀山の証文と地図を預かり会津に向かう!

  • ブブジ さん

    ふとした時に読みたくなる山本周五郎、この作品は少年向け雑誌に連載されただけあって、テンポの良い時代物。現代と違って、戦前の人たちはずいぶん大人びた物語を読んでいたんだなぁと感じます。

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人物・団体紹介

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山本周五郎

1903年、山梨県生まれ。横浜市西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。関東大震災後、復職せずに文学修行に努める。29年、「少女世界」に童話や少女小説を発表する。43年、『日本婦道記』が第17回直木賞の候補に推されるが辞退。59年、『樅ノ木は残った』が第13回毎日出版文化賞

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