NOVA+屍者たちの帝国 書き下ろし日本SFコレクション 河出文庫

大森望

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309414072
ISBN 10 : 4309414079
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
381p;15

内容詳細

『屍者の帝国』映画化記念、完全新作アンソロジー。北原尚彦、坂永雄一、高野史緒、津原泰水、仁木稔、藤井太洋、宮部みゆき、山田正紀の各氏による全8編。円城塔インタビューも特別収録。

【著者紹介】
大森望 : 1961年、高知県生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家。責任編集を務めたアンソロジー“NOVA書き下ろし日本SFコレクション”全10巻(河出文庫)で第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • みっちゃん さん

    すごい、すごい!【屍者の帝国】の世界観の下、8人の手練れによって、あの文豪、歴史の大物、この小説がまさかこんなパロディに!正に縦横無尽に疾走。それだけ【屍者の帝国】という作品が作家の想像力、創作意欲をいたく刺激するものという事でもあるのだろう。個人的には藤井大洋、宮部みゆき作品が好き。道具としてしか扱われない「屍兵」に生者の名残が微かでも残っていて、それが生者と触れ合う事もあったのだ、と思える方が何だか嬉しい気がする。

  • ゆかーん さん

    『屍者』をテーマに著名人たちが描いた作品集。幕末、宗教、奴隷、動物、など様々なジャンルで書かれた短編に感動しました!中でも印象深いのは、『屍者狩り大佐』と『ジャングルの物語、その物語』。どちらも、動物が屍者となる話ですが、その内容が実に斬新で面白いです!人間と動物の脳を半分ずつ取り込んでしまった虎の話や、クマのプーさんのファンタジーをブラックに仕上げた物語など、先の読めない展開を思う存分楽しみました!そして最後に、円城塔さんのインビューがこの作品の鳥を務めているのが素敵です!最後まで楽しんで読めました!

  • 里愛乍 さん

    トリビュートを読み、映画を観て改めて原作を読み、そして本書を読んで思ったこと。『屍者の帝国』とは一体どれだけの可能性を秘めているのだろうか。オリジナルは遺された序文のみであり、残念ながら私たちは本来のその先を知ることは望めない。だが原稿用紙30枚といわれる遺稿から扇形のように広がり、作家や読者、考察を重ねた人の数だけ各々の『物語』が存在する。映画はもちろん、円城塔氏の原作でさえ、その中に含まれているのかもしれない。これが彼の遺した計劃≠フひとつだとしたら!何という壮大なProjectであろうか。

  • 瀧ながれ さん

    屍者(死んだ人間が動くモノ)が登場するならあとはどんなでも、というくらい、原作『屍者の帝国』から自由になった物語が並ぶアンソロジー。確かに死んだのに目の前で動き回って、でも確かに意志(魂)を持たず、生前の「彼」とは異なる存在、でも動くんだよ…。という「屍者」の不安定さが、わたしの認識と合致した『従卒トム』と、このおはなしはわたしをどこに連れてゆくの?と思った『小ねずみと童貞と復活した女』が印象に残りました。いや、どの話も目眩しながら読みました、最後の円城塔インタビューまで。世界が揺らぐようです。くらくら。

  • 絹恵 さん

    例えば生きるということが、与えられた21グラムを削り続けながら君のもとへ辿り着くための旅をしているのだとしたら、言葉は距離の証明だった。だからこそ、どうしようもないくらいに現在地を知る。君の代わりなどいない、君の代わりになどなれないと痛感する。でも泣けない君のために、私の涙/言葉があるのかもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品