ミーのいない朝 河出文庫

稲葉真弓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309413945
ISBN 10 : 4309413943
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
241p;15

内容詳細

“ミー、さようなら。20年間ありがとう。あなたと一緒に暮らせて、本当に幸せだった”。愛猫ミーとの光満ちた日々。その出逢いと別れを通し、深い絆を描く感涙のエッセイ!巻末に未発表原稿収録。

【著者紹介】
稲葉真弓 : 1950年、愛知県生まれ。92年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、95年『声の娼婦』で平林たい子文学賞、2008年「海松」で川端康成文学賞、11年『半島へ』で谷崎潤一郎賞他、数々の文学賞を受賞。2014年8月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    一緒に暮らしてきた猫ミーと著者の日々を描くエッセイ(1999年)。著者の引っ越しや結婚、別居離婚の経験をともに過ごしてきた、猫の老衰での別れまでの20年を描く。著者自身は2014年に亡くなっている。『少なくとも私の前にいるミーは、昔からそこにあった町が、目には見えない速度でゆっくりと形を変えていくように、老いていった。』愛猫家にはぜひ。

  • *mayu* さん

    書店の新刊コーナーで惹かれて購入。散歩中、そよ風に乗って聞こえてきたミーという鳴き声。声のする方へ向かうとそこには1匹の猫が…詩人の稲葉真弓氏が愛猫、ミーと過ごした20年を綴った1冊。とにかく美しいの一言に限ります。本当に著者がミーの事を愛おしく感じてるんだなぁとひしひしと伝わりますし、読んでるうちに読者まで著者もミーも愛おしくなるような不思議な感情に浸れます。巻末に収録された未発表原稿の詩も凄く素敵で、普段あまり詩に惹かれない私ですが、これからこの方の詩集を読み漁りたくなりました。

  • ちかぽん さん

    文庫で再読。 愛した猫との永遠の別れ。 彼女の作家として歩む頃から、離婚、病気、様々な出来事を分かち合う猫だった。

  • ちかぽん さん

    懐かしい橋本治のマンガ論評。 若い頃読んでた懐かしい漫画家さんの論を読んでまた、その作家さんのさくひんを読み返したくなった

  • みど さん

    同じ名前の猫を飼ってた。その猫が亡くなった後、みつけた。タイトルが胸に突き刺さった

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人物・団体紹介

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稲葉真弓

1950年、愛知県生まれ。73年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞、80年「ホテル・ザンビア」で作品賞、92年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、95年『声の娼婦』で平林たい子文学賞、2008年「海松」で川端康成文学賞、10年に同作ほかで芸術選奨文部科学大臣賞、11年『半島へ』で谷崎潤一郎賞、中日文化賞

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