大野晋の日本語相談 河出文庫

大野晋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309412719
ISBN 10 : 4309412718
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
341p;15

内容詳細

日本語の達人が、読者からの素朴な疑問に答えます。一ケ月の「ケ」はなぜ「か」と読む?見レル・起キレルは正しい?日本人は外国語学習が下手?なぜアルが動詞でナイは形容詞?五十音図は誰が作った?面白くて奥が深い、最高の日本語教室。井上ひさし・大岡信・丸谷才一との座談会を巻末に収録。

目次 : どうしてェそうなるのォ?/ 「ハクショーン」「えいっ、クソ」/ 犬にエサをあげる?やる?/ すごく、とても、非常に面白い/ 見レル、起キレル、出レル/ 再び「見レル、起キレル」/ 正しい標準語はどこで話すの?/ 万葉時代に方言の歌はあったのか?/ 「宛て字」を使い始めたのはいつ?/ きちっとした文章を書くために〔ほか〕

【著者紹介】
大野晋 : 1919‐2008年。東京深川生まれ。東京大学文学部国文学科卒。国語学者。文学博士。学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • katsubek さん

    他の本と併読しながら、半月かけて読んだ。「愚問賢答」とは言わぬが、なんと言うこともない、素朴な質問に、目の覚めるような素敵な解答をサラリと出す。流石としか言い得ない。

  • shamrock さん

    大野先生、まさに碩学。語源からなにから、明瞭に答えていらっしゃる。「小学校から英語なんて、とんでもないことだよ。日本語でまともな文章を書けない者が、英語から書けるなんてそんなことあり得ないんだから。」おっしゃる通りだと思う。日本国でしか使われていない日本語は、我々が大事にせんといかん。

  • yasukotta さん

     とてもおもしろかったです。日本語に興味のある人にもない人にも読んでほしいです。合計80以上の日本語についての素朴な疑問(例:「ラ行とパ行の言葉が少ないのは?」)に大野晋先生が回答します。回答の中で教育の大切さにも言及し、納得させられます。「ここに書いたようなことは…根本的なことなので、誰でも知っていることでしたが、それがこう質問されてみると、時が経ったのだなあと思い、かつ、学校での日本語教育が日本語を使う上で本当に必要なことを実は教えていないんだなあという感を深くします。」(PP. 84-85)

  • kuchen さん

    雑誌に連載されていたもので、読者の質問に答える形式。日本語の文字記録を遡ってなされる説明には得心が行く。さらに、変遷の一端を知ることで、言葉の生命力のようなものが感じられる。夏目漱石や芥川龍之介、太宰治などの文体比べがある項もおもしろかった。出自や生活環境、文言に対する趣味から、ある言葉を使用したかを推測する。雑誌の連載は四人の回答者がいたとのことなので、他の回答者のものも読んでみたい。

  • かみつれ さん

    この本は読者から寄せられた日本語に関する質問を大野晋さんを含む3人の専門家が回答する雑誌の企画を単行本化したものです。日本語の語源は何なのか?語源知りたいマンの私としては、タミル語と日本語の共通点について回答しているところが特に興味深かったです。いつか日本語の語源がわかるといいな…。後は、日本語や朝鮮語に多い擬態語に関する話。東洋人はある状態を感覚的に表現することを好むので擬態語が増えたというのも興味深い話でした。だから、桃が流れるどんぶらこ、どんぶらこという擬態語も未だ現役なのかもしれない。

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人物・団体紹介

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大野晋

1919年、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。専攻は国語学。恩師橋本進吉博士の上代特殊仮名遣の研究を発展させた「上代仮名遣の研究」がある。学習院大学名誉教授。2008年、死去

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