小津安二郎 晩秋の味

尾形敏朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309291703
ISBN 10 : 4309291708
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
追加情報
:
203p;20

内容詳細

従軍体験と夭折の映画監督・山中貞雄、この二つの影を背負って小津は戦後を生きた。作品と発言、日記、証言から、その晩年の実像を追う。好評の『キネマ旬報』連載完結。

目次 : 人生のラスト・ムービー/ 秋刀魚の歌が聞える/ 山中貞雄を想う/ 変な家の女/ 幽明の加東大介/ 葉鶏頭をキャメラの方へ/ ひとりぼっちのメロディ/ キリンからムジナへ/ 回復へのキャッチボール/ 終った人、はじまる。〔ほか〕

【著者紹介】
尾形敏朗 : 1955年、愛媛県大洲市に生れる。早稲田大学教育学部卒業後、博報堂入社。主にCMプランナーとして勤務のかたわら映画評論活動。定年退職後はフリー。著書に『巨人と少年―黒澤明の女性たち』(文藝春秋、第19回キネマ旬報読者賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Yuichiro Nakatsuka さん

    従軍と山中貞雄の死が、晩年の小津安二郎とその作品に如何なる影響をもたらしたか。膨大な資料を基に綿密に分析し推察された論評が、知的好奇心を大いに刺激する。除隊帰還後、描く父親像が〈喜八〉から〈周吉〉に変化し、さらに禁欲的な笠智衆、享楽的な佐分利信・中村鴈治郎という”陰陽”に分化する。それは戦場で得た〈肯定的精神〉の賜物だったのか。山中貞雄が存命だったらどんな作品をものにしたか。多くの想いが頭に浮かぶ。本書は、映画の副次的楽しさを存分に教えてくれる。今後小津作品を観るごとに、ページをめくることになるだろう。

  • たっちゃん さん

    原節子の魅力をうまく語っている。 紀子3部作の解説は、絶品。

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尾形敏朗

映画評論家。1955年、愛媛県大洲市に生まれる。早稲田大学教育学部卒業後(株)博報堂入社。主にCMプランナーとして勤務のかたわら日本映画を中心に評論活動。定年退職後はフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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