The KLF ハウス・ミュージック 伝説のユニットはなぜ100万ポンドを燃やすにいたったのか

ジョン・ヒッグス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309279534
ISBN 10 : 4309279538
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;20

内容詳細

深遠なる思想家か?目立ちたがりのバカ者どもか?無断サンプリング、チルアウト、そして自爆―その結成から、成功の果てに大金を燃やすまでの「奇行」の数々が、初めて白日の下にさらされる。イギリス本国で高い評価を得たハウスミュージックのレジェンド、決定版評伝!

目次 : プロローグ 一〇〇万ポンドを燃やした馬鹿者ども/ 第1部 ウサギの耳(エリスとエコー/ 光明とイルミナティ/ シリウスとシンクロニシティ/ 魔術とムーア/ 人間とムームー ほか)/ 第2部 角(儀式/ 旅/ 潜水/ 終焉/ 目に見えない流れ ほか)

【著者紹介】
ジョン・ヒッグス : イギリスのテレビ・ディレクター、ジャーナリスト、小説家。文化史に造詣が深い

中島由華 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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80年代から90年代の狭間に活動した知ってる...

投稿日:2021/06/13 (日)

80年代から90年代の狭間に活動した知ってる人は知っているユニットの活動記録です   著者も最初に断っているのですが、音楽方面にはあまり深入りせず、当時の社会状況の説明やKLF側の主張を交えながら彼らの奇行を淡々とつづっています   初期のレーベル経営やジュリアンコープとの確執については面白そうだったのでもっと掘り下げて欲しかったですね   でも本の主旨と外れるので仕方がない!   奇行の数々は、なんだか妙に理屈づけようとするようなところがあり、天然でおかしな人というよりは、秀才が必死に考えて一生懸命変人を演じてたのかなと思いました   カントリー歌手の起用とか、音楽業界に対する抵抗とか、ものすごく音楽が好きなんだなというところが見え隠れして好ましかったです     音楽が伝説になれた時代が終わる間際に、なんとか人為的に伝説を作ろうとして 鮮烈に散った仇花の記録という感じで面白かったです   

hikari さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 塩崎ツトム さん

    The KLFといえば前身JAMs時代も含め、サンプリング・ミュージックの最初期のバンドであり、今や音楽以外でも人口に膾炙する言葉「チルアウト」を発明したポップミュージック史のマイルストーンの一つではる一方、「キーボードを人差し指だけで演奏していた」「ホテルに羊の死骸を放置した」「ABBAの曲にラップを載せただけの曲を発表して、ABBAの許可を取るべく事務所に突撃した挙句レコードを牧場で焼いた」などの奇行でも知られた悪名高いバンドでもある。(つづく)

  • garth さん

    心のなかの魔術的思考は、非物質の領域を飛び出して物質世界に働きかけようとしても、たいていは失敗する。そして客観的物質主義は、われわれの住む精神世界を説明すること、あるいは予測することが非常に不得手である。いずれにも限界があることをいったん認識してしまえば、これら二つのモデルは両立しないという考えはなくなる。

  • むらむら さん

    「動物の写ってるジャケットにハズレなし」の法則を信じて買った「Chill Out」。僕にとっては、人生で最も、眠れない夜に耳を傾けたアルバムとなりました(次点でGetz/Gilbert)。 そんな彼らの軌跡を追った一冊。こんなマニアックな書籍が邦訳される日本って素敵…。

  • arnie ozawa さん

    The KLFというかビル・ドラモンドの活動をビッグ・イン・ジャパン以前から追いながら(もちろん、焦点は100万ポンドを燃やした話だけど)後半は貨幣論、社会論、認識論に至る面白本。重要なワードというか概念の「リアリティトンネル」が腑に落ちるとかなり有用です。

  • bocdc さん

    KLFの行動や90年代前半の特殊性を面白がっていた自分にとって非常に面白かった。「Chill Out」は駄作と切り捨てられほとんど言及されていなかったのは残念。

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ジョン・ヒッグス

ライター。文化史家。『ガーディアン』、『インディペンデント』、『デイリーミラー』、『モジョ(音楽誌)』などに寄稿。ブライトン(イングランド)在住

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