江戸の動植物図譜

狩野博幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309255606
ISBN 10 : 4309255604
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
127p;26

内容詳細

花鳥、獣、虫、魚介、迷鳥・珍獣……江戸期に盛んとなった、確かな観察眼にもとづいた精緻な動植物画の世界を、ビジュアルたっぷりに紹介。ユニークな日本美術史の一ページ。オールカラー。

[著者紹介]
1947年生まれ。京都国立博物館勤務(美術室長・京都文化資料センター長)を経て、同志社大学文化情報学部教授。専門は桃山絵画・江戸絵画。

【著者紹介】
狩野博幸 : 1947年福岡県生まれ。同志社大学文化情報学部教授。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業、大学院博士課程中退。京都国立博物館学芸員を経て現職。若冲再評価の立て役者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • むぎじる さん

    被写体を写真や動画で残すことができなかった時代に、これだけ詳細な絵を描くことができたことに感動した。歴史的な難しいことは置いておいて、美しい動植物たちをながめて楽しむことができた。お気に入りは、『小おもと名寄』で描かれている素敵な鉢の数々。七面鳥のような「ヒクイドリ」。江戸時代から現在まで、そのままの形を伝えている「河童」。

  • やどかり さん

    細かいところまで観察して描かれた絵がどれも素晴らしい。今のように絵の具もなかった時代によく色彩を再現したなぁ。昔はカメラもないし、保存するには手書きするしかなかったからこその観察眼なのだろう。細かい絵がほとんどのなか、河童とセイウチの絵が、がんばった感が出ていておもしろかった。

  • かわうそ さん

    日本画の品に憧れる。特に田中一村と伊藤若冲が好き過ぎて困る。書や器にも通じそうな厳しい線が美しい。本書はタイトルにある通り、古き良き昔の日本で描かれた自然図鑑だ。写真とまでは言えないが、真剣に観察された、怪しい迫力のある草花、鳥、魚。ケミカルな顔料も無かった故の、良い意味で抑制された色彩。見ていて本当に楽しくなる一冊だった。特筆すべきはカジキ、カメ、そしてカッパだ。ご覧になるとわかる。ちょっと待て。と言いたくなるだろう。他のクオリティからしてのこの抜き具合。謎の妖怪辞典が付録に付いてるかのお得感。好きw

  • バニラ風味 さん

    もう、表紙からして素晴らしい。享保20年、幕府が領内の津々浦々、全ての、産物を藩に報告することになった。それを機に、大名、武士をはじめ、一般の民も動植物をよく観察し、精細な模写をするようになり、動植物の木版画も刊行される。転写のものも多いが、それしか写す方法がなかったので仕方ないこと。草木、鳥類、獣類、蟲類、魚介類の図譜、全てカラー。写真のように緻密なもの、水墨画のような味わいのあるもの、どんな人がどんな風に観察して描いたのか…。沢山の図譜を集めて、こうやって出版したことも素晴らしい。

  • 小鈴 さん

    江戸太平の世の中だからこそ動植物図譜が流行る。もちろん役に立つからなのだが、人びとの好奇心にも支えられて。障壁画で有名な狩野探幽は、毎日持ち込まれる中国・日本の絵画を簡単に模写し寸評を加えることを課していた。膨大な模写と写生が探幽の美を支えている。花鳥風月の花と鳥のこの充実ぶり。日本画はこの写生を踏まえて形式化してるんですねぇ。私としては奥倉辰行や栗本丹洲の魚類に惹かれた。翻車(まんぼう)考。マンボウはウキキ(浮亀)、ウキギ(浮木)ともいう。

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人物・団体紹介

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狩野博幸

1947年福岡県生まれ。京都国立博物館名誉館員、美術史家。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業、大学院博士課程中退。京都国立博物館研究員を経て同志社大学教授を務めた。博物館時代に、「没後200年 若冲展」、「曾我蕭白 無頼という愉悦展」などを企画する。若冲再評価の立て役者(本データはこの書籍が刊

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