「男の娘」たち

川本直

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309246741
ISBN 10 : 4309246745
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
239p;20

内容詳細

「男の娘」の時代がやってきた!
日本最大の女装イベント・プロパガンダ、コスプレ女装男子、完全に女性として日常を送る埋没系……綿密な取材でトランスジェンダーの現在に肉薄する傑作ドキュメント!


【川本 直 (カワモト ナオ)】
暁星高等学校卒業。立教大学文学部英米文学科(現・文学科英米文学専修)中退。『新潮』、『映画秘宝』、『バディ』、『オトコノコ時代』などに寄稿。本書がデビュー作となる。

【著者紹介】
川本直 : 1980年1月13日、東京都生まれ。暁星高等学校卒業。立教大学文学部英米文学科(現・文学科英米文学専修)中退。『「男の娘」たち』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えも さん

    図書館で見かけ、「ほう」と思って借りてみましたが、これがナカナカ興味深い。まず「男の娘」の定義を、「女装好きの男性」から「性別適合手術を受けた元男性」まで広くとらえ(異論はあるとのこと)てますが、みんな一緒かな?と思ってたら全然違うそうな。内面が女性か男性か、恋愛対象が男性か女性か、で四パターンあり、同じマイノリティながら、互いに他のパターンに寛容ではないそうです▼インタビューで構成されていますが、写真の出ている人は皆さん驚くほど綺麗ですよ。

  • たみ さん

    2014年発行、13人の取材を主に展開される「最新」事情、白黒写真つき。14年に「性同一性障害」が「性別違和」に改められたことも知らなかった、反省しながら読みました。全員の主張が違うのに驚き、当たり前だよね違う人間なんだからとまた反省したり。型にとらわれたくないというファッション的な主張に触れられたのも良かった。男の娘という言葉がなくなってもこの軽やかさは残るのか、狭く深くなっていくのか、広く浅くなっていくのか。ある人は100年後と言っていたけれど、個人的には2、30年位なんじゃないかと思ったりしている。

  • はなはな さん

    タイトルから想像するサブカル論ではなし。生物学的に男性として生まれて女装する人を男の娘と定義して、その人達がなぜ女装をしているか、するに至ったか、また女装する人達の状況は?などをインタビューから構成しているルポです。筆者がかつては当事者であって、経験をもった冷静な視点から執筆されてます。気軽に手にしたけどセクシュアリティやジェンダーを今までなかなか触れられない分野からも考えられて、読んでよかったです。

  • しば さん

    図書館本。この大学の図書館が攻めているように感じてより好きになった、、のは余談。男の娘、という言葉で包括されているが、MtFや女装男子など趣味の範囲のものから深い問題のものまで触れてあって、個人的には読み応えがあった。図書館司書のお姉さんにこの本を渡した時、「この本すごいですよね」と言われた、その言葉は肯定的な意味だろうな、と。

  • ybhkr さん

    一口に「男の娘」といってもいろんな考え方やスタンス、そして生き方があるなあ。わたしはカマレズでしか生きられない人にも会ったことがあるし、女性ホルモンを打っている人、女性として男性に愛されたい人にも会ったことがある。いわゆる女装をしないオネェなゲイも知っている。だけど彼ら彼女らが強く語る本音の部分や性的なことはあまり聞くことはなかった。基本的にセクシャリティに偏見はないし、みんな自分の信念で生きればいいと思う。MtFがゲイと付き合って男性器を愛されることにものすごく違和感を感じる、という記述にハッとした。

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人物・団体紹介

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川本直

1980年生まれ。小説家・文芸評論家。著書に『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(読売文学賞、鮭児文学賞、みんなのつぶやき文学賞国内第一位)ほか

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