ウィリアム・ダルリンプル

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略奪の帝国 東インド会社の興亡 上

ウィリアム・ダルリンプル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309228563
ISBN 10 : 4309228569
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
339p;20

内容詳細

裏切り、謀略、戦争―イギリスの小さい民間会社が、あらゆる手段でインドの富を根こそぎ奪い尽くした。現代の企業暴力の末路を歴史から予言する!

目次 : 第1章 一五九九年/ 第2章 断れない提案/ 第3章 略奪のかぎりを尽くす/ 第4章 無能な君主/ 第5章 流血と混乱

【著者紹介】
ウィリアム・ダルリンプル : 1965年、スコットランド生まれ。現在、イギリスで最も活躍する歴史家のひとりで、その著書の多くがベストセラーとなっている。ケンブリッジ大学在学中に発表した、マルコ・ポーロについての評伝In Xanaduで評価を得て、その後、White Mughals,The Last Mughals:Love and Betrayal in 18th‐century India,Return of a King:The Battle for Afghanistanなど、インド、ムガル帝国を舞台とした数々の話題作を発表した。THE ANARCHYは、2019年のサンデー・タイムズベストセラーのトップ5に入り、バラク・オバマによる同年のベストノンフィクションにもリストアップされた

小坂恵理 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ブラックジャケット さん

    難しい固有名詞がたくさん出てきそう、とちょっと腰が引ける思いだったが、カバーイラストに心惹かれた。セポイの兵士だろうか、三人並んだ姿が目に焼きついた。読書体験には不思議な奇縁がある。そんな思い。大航海時代の覇者はスペイン・ポルトガルで、イギリスは私掠船で他人の富を掠めるだけ。そんな男たちが会社を立ち上げた。これが世界史を変える民間会社となった。巨大なインドとの貿易の窓口に。政府主導でなくても議会議員に広く株が行きわたった商社は、新しい搾取組織となった。衰退するムガル帝国のすき間から発展の基礎を作った。

  • 人生ゴルディアス さん

    『綿の帝国』読んだのでこっちも。上巻はほぼムガル帝国興亡史で、なんとなく存在は認識してたけどよくわからないムガル帝国に肉付けされていく感じがとても楽しい。というか大航海時代の通史みたいなの読むと欧州勢は艦隊が圧倒的に強かったから沿岸部を難なく占領したし、ムガル帝国をはじめ内陸王国だから海側の貿易にはあまり関与しなかった(だから欧州勢は彼の地に拠点を構えられた)とか記述されてるが、全然違うやんけ。そして圧倒的なムガル帝国が世代交代に失敗し、外敵にやられ、あっという間に転落するその様子は圧巻。下巻も楽しみ。

  • Yuki2018 さん

    17世紀初頭、イギリスはヨーロッパの片隅にある小国に過ぎないのに対し、インドは人口1億5千万人、世界の産業の中心。ムガル帝国は強力で侵略などは思いもよらなかった。それが、18世紀半ばにはイギリスの営利企業に過ぎない東インド会社がインドの広範囲を植民地化した。上巻はここまで。上記の背景にはムガル帝国の自壊とヨーロッパで鍛えられた軍事力の強さがあった。営利企業が軍隊を持ち植民地を支配すると、直ちに激しい搾取が始まる。「ジェントルマン」達がベンガルを見る目は、海賊がガレオン船を見る目と同じだったという。下巻へ。

  • TK39 さん

    イギリスの東インド会社がどのようにインドを支配していったか?ムガール帝国は最大になってからすぐにその支配力を東インド会社に奪われていく。会社国家とは恐ろしい。税収の全てが会社の売上となり、吸い上げられていく。ムガールはその地に定住したが、イギリスは吸い上げるだけ。イギリスというより、営利企業のどん欲さが垣間見える上巻です。

  • いっこ さん

    原題”ANARCHY”。一介の私企業であった東インド会社が、いかにして強大なムガール帝国にとって代わる存在となっていったかを論ずる大作。あまり親切な訳とは言えず残虐な場面が多くて読むのに苦労したが、歴史の教科書どまりだったこの時代について、著者の視点は新鮮だった。

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ウィリアム・ダルリンプル

1965年、スコットランド生まれ。ケンブリッジ大学在学中に発表した、マルコ・ポーロについての評伝In Xanaduがベストセラーになる。サンデータイムズ若手作家年間最優秀賞やヘミングウェイ賞などを受賞

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